ブラックの人が急な出費の為にお金が必要になった時、借入れの出来る消費者金融はなかなかありませんよね。ブラックと言うのは過去に金融事故の履歴がある人の事です。消費者金融は今、利益の元である金利も実質引下げられているようなものなのです。
そして思うように利益を上げる為には顧客の品質を上げたいと考えているのです。必ず返済してくれる、期日までにしっかりと返済し、随時返済も時には行う。その上で計画的な借入れもしてくれる。そんな顧客を優良顧客として求めています。
金融事故のあった顧客はそれだけでリスクがあると考えられるのですね。では絶対に融資は無理なのか？いいえ、借入する方法がない訳ではありませんよ。
金融事故履歴そのものよりも現状を審査してくれるところを探す
大手の消費者金融は大手銀行と提携したり、独自で生き残りをかけて経営難を乗り切ってきました。利益となる利息は以前と比べると貸金業法の改正後実質上の引下げとなり回収不能になった顧客の損失を補えるものではなくなってきました。
その為に特に大手消費者金融では出来るだけリスクを抱えないように厳しい審査を行っています。金融事故履歴があるとそれだけで審査否決となってしまいます。これは大手消費者金融にかぎらずどの貸金業者も同じような対応となるでしょう。
それでは金融事故履歴が消えるまでは融資は無理と言う事なのでしょうか。実は古くから街の貸金業者として営業している小規模な消費者金融会社の中には、金融事故の履歴があっても現在の状況を見極めて融資してくれる会社があるのです。
過去の履歴が気になるなら街金と呼ばれる消費者金融を狙うべし
街金と呼ばれる消費者金融は中小規模の会社が多いのですが、その街金の中には過去の金融事故履歴を知った上であえて融資を行っている会社が何社かあります。もちろん審査は慎重に行われますが、現状をしっかりと見てくれます。
過去の履歴を踏まえた上で、柔軟な審査を行ってくれるのです。柔軟なと言っても決して甘い訳ではありません。過去は過去として現在の状況はどうなのか。返済能力は充分にあるのかを確認するのです。
金融事故とは、自己破産、任意整理、３カ月以上の延滞などがありますが、一旦信用情報の履歴が残ってしまうと５年から７年その履歴は消えないのです。当然この期間は借入は難しくなると言わざるをえないでしょう。
でも履歴が消えていなくても、しっかりと生活を建て直している人も大勢いる事もまた事実なのです。一部の消費者金融はそういった顧客への融資を行う事で、大手消費者金融とはまったく違う経営での生き残りをかけているのです。
ブラックでも融資してくれる会社は顧客のここを見る
年収はどうか、どれだけの融資金額が妥当か、返済能力は間違いなく あるか、まずは返済してもらわなければ話しになりません。必ず返済してくれるであろうと判断した顧客なら、希望金額の融資も可能となるのです。
ヤミ金融とブラック対応の消費者金融とはまったく違う
ブラックにも貸します、と言って貸付を行う俗にヤミ金と呼ばれている貸金業者がいます。ヤミ金とブラック対応を柔軟に考えてくれる消費者金融とはまったく違うものなので充分な注意が必要です。見分ける方法をお話ししましょうね。
ヤミ金融は法の目を潜って営業をしている業者です。通常貸金業者は貸金業法に基づき登録を行っています。ヤミ金融はこの登録を行わず無許可で営業しているので、まずは登録番号を確認して下さい。登録番号がある業者を選びましょう。
ただ、ヤミ金融業者もいろいろな手を使って顧客を獲得しようとしている為、この登録番号を取得している可能性もあります。ヤミ金業者は１回の登録のみですぐに登録を解除する為更新する事はまずありません。登録番号を確認しましょう。
○○県知事（○）第○○○○号と言う番号の内、カッコの中が更新回数になります。３年毎の更新となるので仮にヤミ金が登録しても２回目以降の更新はまず無いため（１）の場合はヤミ金では、と警戒して下さい。
数字が大きくなるほど古くから営業している会社だと分かります。この登録番号はヤミ金を見分ける良い方法になりますね。もちろん多くのヤミ金は初回の登録も行わない所がほとんどなので、登録があるかないかで見分けて下さい。
（２）なら３年以上の営業と言う事ですから、ヤミ金ではなく正規の消費者金融だと思われます。ただまだ新しい会社だと言う事で、実績については未知数な所が多いでしょう。金融事故の為審査に不安があるのなら審査に柔軟な会社を選びましょう。
老舗で実績もある小規模な消費者金融は対応も良い
金融事故の履歴が残っている場合、通常の消費者金融、特に大手の消費者金融での融資はかなり難しいのです。古くから営業している小規模な消費者金融で、口コミなどでも審査に柔軟と言う声の多い会社を選んで申込むと融資可能な事がありますよ。
中小規模の消費者金融はなぜ過去の履歴に拘らずに融資するのか
大手銀行と提携した大手消費者金融会社は潤沢な資金も同時に調達したようなものです。それでも金融事故の履歴のある顧客に融資は行いません。ところが小規模な消費者金融会社では過去の履歴にこだわらず、融資してくれる所がある。何故なのでしょう。
大手消費者金融会社は銀行と同様な顧客の品質を求めているのです。その上たくさんの申込みを受ける大手消費者金融の審査は迅速性 を求められます。当然最初のポイントで金融事故履歴者は振り落とさざるを得ないのです。
ひとりひとりの顧客とじっくり向き合って審査に時間をかける事はできないと言う事です。その分迅速な審査で即日融資を行えます。小規模な消費者金融の特徴は何と言ってもしっかり個人と向かい合って、顧客の現状 を審査します。
中小消費者金融は大手消費者金融での取りこぼし客の真実を見る
親身に話を聞いてくれた。自分の現在をしっかりと審査してくれた。などの声があるのはこの為です。もちろん顧客の方もつつみ隠さず過去の履歴について相談すべきですし、現在では二度とそういった事は起こさない事など、現状を本音で話す必要はあります。
最初から小規模な消費者金融会社へ申し込む人はあまり多くありません。ＴＶなどで良く見かける有名な大手消費者金融に申し込む人がほとんどでしょうね。そこであまり名の知れていない消費者金融会社は申込みを受けて、顧客ひとりひとりと向き合います。
時間をかけて顧客の現状、返済能力の有無をしっかりと審査し、たとえ過去に金融事故の履歴があったとしても現状に問題さえなければ融資を行っているのです。これは顧客を選んでいられないと言う小規模会社の苦肉の策でもあるのでしょう。
中小消費者金融はリスクを抱えてでも顧客を獲得する
大手消費者金融会社が銀行との提携で生き残りをかけるのと同様に、中小消費者金融も厳しい状態から何とか生き残って行こうとしているのです。過去の履歴よりも現在の状況、返済能力を見ます。問題なければ融資します。
この顧客が優良顧客になる可能性も充分あるのですから。中小の消費者金融もやはりリスクは抱えたくないのが本音です。でも何よりも顧客を獲得しなくては話しになりません。しっかりと返済能力の有無を審査し、貸付を行うのです。
それによって利益を上げる事も出来るし、その顧客が次の顧客を呼んでくれる可能性もあります。何よりも金融事故の履歴がある人がもう二度とそんな事は行わないと自覚している事を見極めます。その為にじっくりと話しあうのですから。
ブラックの人が借りられる為にしなくてはいけない事
過去の金融事故履歴のある人が消費者金融から融資をうける為の注意事項があります。それについてお話ししましょう。
- 正直に過去の履歴について話す
- 現在の収入など、返済能力がある事を知ってもらう
- 借入金額や返済計画についてきちんと相談する
必要な金額だけを借入、返済は計画的に間違いなく無理なく出来る事を知ってもらうと共に返済計画についてのアドバイスを担当者に相談する事で、信頼関係も結べます。そういった事が小規模消費者金融の一番の特長ではないでしょうか。
