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宮崎信販キャッシングで使うMCアシストカードの利点とは?

宮崎信販は、九州に本店を置くカード会社です。この企業の発行するカードは、その大半がクレジットカード機能を主点としたものです。一部のカードは、クレジットカード機能を省いて、別の機能を重視したものもあります。

今回は、宮崎信販が発行する「MCアシストカード」について解説していきます。このカードはクレジットカードとしてではなく、キャッシング(カードローン)をしたい人向けに作られたものです。

消費者金融が発行するカードローンに比べて、どういった特徴があるのかを知っておきましょう。

宮崎信販のカードの利用目的別の区別をつけよう!

宮崎信販の発行するカードは、大きく分けて全部で9種類もあり、それぞれが利用目的別に発行されています。自分が何をしたいのかに合わせて適切なカードを選ばないと、そのカードを上手く使いこなすことが出来ません。

ここでは、それぞれのカードの概要を簡単に説明しましょう。私達が損をしないためにも、きちんと各カードの長所と短所を知っておくのは重要な事です。

まず、今回取り上げるのは「MCアシストカード」と言われるカードです。その大目的は「個人が信販会社からお金を借りる」というものであり、一般的に消費者金融や銀行カードローンと同じような位置づけになります。

このカードを使ってできるのは、キャッシングだけであり、他のカードとの互換性はありません。

つまり、キャッシングしながらクレジットカードとして使ったり、ETCカードとして使ったりすることは出来ないということです。あくまでキャッシングだけをしたい人が持つべきカードです。

MCアシストカード以外のカード概要について

宮崎信販が発行するカードは、MCアシストカード以外に8種類あり、簡単にそれらについて触れておきます。

MC・JCBカードまたはMC・DCVISAカードは、クレジットカードとしての機能があり、全てのカードの中で最も汎用性が高いカードです。クレジットカード機能の他にもETCカードとして、さらに金利こそ少し高いですがキャッシング機能の付いているので、「とりあえず1枚カードを持つとしたらコレ」という感じのカードになるでしょう。

メディカルMC・JCBカードまたはメディカルMC・DCVISAカードは、メディカルという名の通り、医療従事者のみが契約することが出来るカードです。利用資格に職業制限がありますが、その分、対象者には通常のカード(前述の2つのカード)よりも優遇措置が取られています。医療従事者であれば、迷わずこちらを利用すべきです。

MC・ETCカードも文字通り、通常のETCカードと同じ機能を持っているものです。他のクレジットカード会社が発行しているETCカードに比べても遜色のないサービスがある以外は、特筆すべきものではありません。

少し特殊なのが、SPORTS&MEDICAL STREXカードというものです。このカードは、主に九州医療スポーツ専門学校の関係者のみが利用できるカードです。クレジットカードとキャッシング機能が付いたカードで、学生であっても利用できます。

組合員向けのカードの概要について

残りの種類のカードは、宮崎県学校生協MCカード・鹿児島県学校生協MCカード・宮崎県職員互助会エクセレントMCカード・ふるさとMy夢カードですが、これはそれぞれ対応した組合員のみが利用できるクレジットカードです。当然、通常のクレジットカードよりも金利やサービスで優遇されています。

例外として、最後のふるさとMy夢カードは「地域貢献型」というタイプのカードで、信販会社が対象地域に、利用者の買い物を通じて援助をするという目的を持っています。

カードを選ぶ前提としては、自分が特定の組織に属しており、それ専用のカードプランがあれば、それを利用し、そういったものがなければ最初に紹介したMC・JCBカードを契約するのがセオリーになります。

MCアシストカードの審査で落ちないためには?

さて、MCアシストカードを契約するにあたって必要な物があります。キャッシングをするためのカードなので、収入を求められるのは当然ですが、それだけでなく、契約手続きに入る前に必要な書類がいくつかあります。

信販会社やクレジットカード会社といった金融機関は、私達利用者と契約をする際に、「事前審査」というものを行います。これは簡単にいえば、「この人にお金を貸しても大丈夫なのか?」ということを確かめるものです。

銀行口座などを開設する場合は、収入などどうでもいいので特に審査はしませんが、企業が個人にお金を貸すとなると、当然返してもらう必要があるので、お金を返す能力があるかどうかを調べるのです。

そして、そのために審査に必要な書類があります。これはどの金融業者もそれほど変わりません。

審査で求められる書類とその内容とは?

契約における審査で必ず求められるのは、本人確認書類と所得証明書類の2つです。(MCアシストカードの審査はこの2つに加え金融機関届出印と預金通帳が必要)

本人確認書類は、運転免許証やパスポート、戸籍謄本の写しや住民票といったものです。所得証明書類は、源泉徴収票、給与明細書、納税証明書などです。この2つを審査の時に提出することが求められます。

もちろん、ただこれらを提出すればいいというわけではありません。そこに書かれている内容が、契約をするに相応しいと判断されなくてはいけません。特に収入の額やちゃんとした住所を持っているかは非常に重要な判断要素になっています。

中でも特に気をつけなくてはいけないのが、借り入れを希望した金額と契約者の現在の収入額の釣り合いが取れているかということです。合格基準として一般的なのは、借入希望金額が、契約者の年収の20%~30%未満であることです。

この借入希望金額は、少なければ少ないほど審査難易度が低くなります。逆に、一定以上の割合(具体的には年収の3分の1以上の額)になると、確実に審査で落とされてしまいます。

そのため、利用者側でもある程度の額を事前に決めておく必要があり、好きなだけ借りられるということがないということを知っておきましょう。そうした書類審査を無事クリアして、初めてカードを発行してもらえるようになるのです。

消費者金融と比べた時のMCアシストカードの長所と短所

MCアシストカードは、キャッシングを主目的としたカードですが、そのサービスで言えば、消費者金融業界が最も勢力が強いです。損さ消費者金融が発行するキャッシングカードと比べて、MCアシストカードを利用するメリットとデメリットはどんな違いがあるのかを知っておきましょう。

最初に言っておくと、画一的に両者のうちどちらがいいという結論にはなりません。どちらにもそれぞれ長所短所があり、利用者が自身の目的により合っている方を選択して初めて意味があるのです。

まず、MCアシストカードの利点は、キャッシングサービスにおける金利の低さです。通常、消費者金融業界では10万円以下の借り入れでは年利18%、50万円以下の借り入れでは15%前後というのは暗黙の了解と言ってもいいほど当たり前に浸透した利率です。

なぜこの利率なのかというと、ひとつは法定金利という法律で定められた上限であること、もう1つの理由は、借り入れ金額が少ない場合、利率が低いと十分な利益(利息)が見込めないということがあります。

特に消費者金融は、個人にお金を貸して、その利息というものが企業利益の大部分を占めているため、低額借り入れにおける金利を上げざるを得ないのです。

それに対してMCアシストカードの金利は、最大でも14%と消費者金融に比べてかなり低い水準を保っており、単純に利息だけで言えば、消費者金融に比べて圧倒的な優位性を持っています。

信販会社のキャッシングにおける弱点

これだけなら、消費者金融ではなく誰でもMCアシストカードでキャッシングをするかに思えます。キャッシングの時に利用者が最も関心を寄せるのは金利であり、いくらコストがかかるのかというのは重要な選択要素であるためなのですから。

しかし、そんな金利で有利な信販会社でも、利用するためのデメリットが有ります。

それが、審査の難易度と融資限度額上限の厳しさです。

例えば、消費者金融で借り入れを申し込んだ場合、現在ではどの消費者金融であっても、100万円以下の借り入れでは所得証明書を求められるケースが稀であり、大抵は本人確認さえ取れれば、当日にはお金を借りることが出来ます。

しかし、宮崎信販に代表される信販会社では、銀行と同じく、本人確認だけでお金を貸すようなことは、まずありません。いかに借り入れ金額が少なくても、必ず所得証明が必要であり、その所得も「安定かつ継続したものである」ということが求められます。

安定かつ継続というのは、例えば、日雇い労働者の報酬のように一時的な収入では認められないということです。また、安定ということからも分かるように、ある程度の期間働いているという事実がないと駄目なケースもあります。

このように、ただ借りるといっても、その審査の難易度が消費者金融と信販会社では大きく異なるのです。それに合わせて、信販会社では、信用が足らない相手には、借り入れ希望額の満額を貸すということはなく、多少減額することもあります。

金利が低く抑えられている反面、審査は厳しく、求められる条件が難しいのが信販会社のキャッシングなのです。

キャッシングで損をしないための賢い返済方法とは

最後に、キャッシングに不慣れな人のために、返済で損をしない方法について解説していきます。

キャッシングやカードローンの返済の原則は、「期限以内に前倒しで全額返済する癖をつけること」です。

この日なでに返済してくださいと金融業者側に言われる日は、本当に最後の期限です。これを1日でも過ぎると違約金(遅延損害金)という罰金のようなものが発生してしまい、利息以上に余計な費用がかかってしまいます。

金融機関から指定された日をリミットと考えるのではなく、出来ればその2~3日前を独自に限界と決め、その日までに全てを返済する気で借り入れをするのが理想的です。

また、返済する方法も重要になります。キャッシングの場合、返済方法として選べるのは大抵、一括返済かリボルビング返済の2択です。とはいっても、小さな借り入れならともかく、金額がある程度大きい場合、一括返済するのは困難になるため、多くの人はリボルビング返済をすることになります。

損をしないために知っておくべき返済方法の罠

ここで気をつけなければいけないのは、「大人しく決められた金額をリボルビング返済すると大損する」ということを知っておくことです。

リボルビング返済は、金融業者側にとって非常に都合がいい返済方法です。

その理由は、毎月の返済額を小さく抑えることで返済を長期化し、その分の金利を大きく稼ぐことが出来るためです。

原則として、お金を貸す場合は、その期間が長ければ長い程、得られる利益が大きくなります。つまり、いつまでもお金を返さないのは、それだけ借りている私達にとって損になるのです。リボルビング返済は、まさにその典型的な方法です。

毎月決まった額だけ返済すればいいリボルビング方式は、一見すると計画的かつ順調に返済できているように思える方法なのですが、返済額が非常に小さく、いつまでも返済を続けなくてはいけないため、短期返済に比べて数倍の利息を払う羽目になるのです。

そうならないためにも、キャッシングを利用する際には、必ず任意返済を併用してできるだけ短期間に全ての借り入れを無くすように心がけましょう。

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