お金を借りる為の最初の関門として、「審査」があります。しかし、この「審査」はできれば避けたいと誰もが思っているのではないでしょうか?
もし「審査なし」のキャッチコピーを見たらどうですか?しかも「即日」とあれば、すぐにでも借りたいと思うかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。甘い言葉には何かしらの罠があるものです。契約してから、その罠に気付いても遅いのです。
誘惑にそのまま惑わされない為にも知っておいた方がいいことがあります。それに「審査なし」はありえなくても「審査が緩い」所はいくらでもあります。
「即日審査なし」はあり得ない!甘い言葉に騙されないで!
消費者金融の広告としてよくあるのは、「即日融資」や「審査が緩い」「ブラックでもOK」などの甘い言葉です。連呼していて、それ以外に必要なことはないと思える所もあります。
でもちょっと待ってください。甘い言葉には気をつけなければいけません。その中でも「即日審査なし」は要注意です。
即日融資でしかも審査がないような表記の場合は、まず闇金を疑うべきです。そう言われると、「よくある広告で、どこでも見かける言葉じゃないか。」と反論したくなるかもしれません。
しかし実際には、即日融資をしてもらえ、しかも審査がないという、同時に2つのサービスをする金融業者は存在しません。
返済がきちんと行われるかをチェックするために審査はある
「即日融資」は、消費者金融でも銀行でも謳っている所は多くあります。実際に、早い所は審査も1時間かからずに対応してもらえたりします。営業時間ギリギリでなければ即日融資が可能の場合も、一昔を思えば増えてきたように思います。
しかしこの「即日融資」はあっても、「審査なし」は正規の金融業者ではありえないのです。
その理由は、極端な言い方をすれば、審査なしでお金を貸していたらその業者は倒産してしまうかもしれないからです。
通常、融資・・・お金を貸すのは返してもらう前提で貸すはずです。これは、例えば友人同士でも同じです。でなければ、お金をその人に資金提供するということになってしまいます。
銀行にしろ消費者金融にしろ、通常、お金を貸し、返済される時についてくる利息がその金融機関の利益になります。しかし、貸したお金が返済されなかったら、利息どころか会社(銀行)の資金そのものがなくなってしまいます。それでは会社は成立しません。
そうならないためにも、融資の申し込みをした人がきちんとお金を返してくれる人なのかを見極めなければいけません。そのために審査があるのです。
審査をしないということは、「申込者がきちんとお金を返せなくてもいい。」ということになってしまます。それは企業としてありえません。
「審査なし」と言えるのは闇金だけ!
もし「審査なし」でも融資ができるのがあるのならば、正規の金融機関とはいえないでしょう。
先述のように、審査なしで返済が出来ないような人が借入をすれば、ましてやそんな人達が多ければ、その金融機関は潰れてしまいます。
しかし闇金は、返せないような人でも元々あるだけお金を毟り取るつもりでいるため、その人が返済の目処があるのかどうかはどうでもいいのです。返す充てがなくても、無理やり返してもらうよう仕向けます。
「審査なし」を謳っている所は、ほぼ闇金と考えて間違いないのです。
銀行の審査なしに見えるカードでも審査はある!
銀行の場合、稀に口座を持っていると一見審査なしにカードローンが作れるような商品が用意されていることもあります。
- 即日融資可能・即日口座に振り込み
- 提出書類が不要
このような内容は、一見して審査がないような印象を受けるかもしれません。
しかし、「審査がない」ということはないのです。必ず何らかのチェックが借りる側にはわからないうちに行われているのです。例えば、信用情報を個人信用情報機関に照会したり、在籍確認をしたり。
口座がある分、信用を含むある程度の個人の情報を銀行が持っているため、全体的に見て審査が簡略されていたり、緩くなっている場合が多いのです。
ちなみに、カードローンとは違いますが、デビットカードで審査なしとなっているのもあります。
ショッピングなどのカードの使用時にその場で口座から引き落としされるため、口座に残高がなければ引き落としされません。その為、カード会社が立て替えるわけではないので、審査が不要になっています。
これだけは知っておいた方がいい!闇金で借りないために…
多少なりとも知識がないと、知らぬ間に闇金に掴まってしまって抜け出せなくなってしまう可能性が高くなります。
特にお金に困っている場合、冷静な判断が出来なくなっています。後から考えれば不思議なほど傍から見れば闇金で違法だろうという内容を業者から告げられても、その時は全く気づかない場合、気づかない人が本当に多くいるのです。
例えば、普通ならばお金を借りるのに手数料を先に払うという逆の行為が発生するはずがないのに必要と言われれば、なんとかお金が借りたいという思いが先にたち、お金を払ってしまうのです。
闇金について少しでも知っておけば、怪しい融資話には、「あれ?おかしい。」と思うようになるはずです。
闇金はありえない違法な金利や手口で消費者を騙す金融業者
世間では、消費者金融=闇金と勘違いしている人もまだまだいます。お金を貸す金融業を営むこと自体は違法ではないのですが、お金を借りるという行為に抵抗がある人の中には、特に間違った認識を持っている人がいると言えるかもしれません。
しかし消費者金融は、国や都道府県に貸金業としてきちんと登録する形で認められている業種、企業です。それに対して、闇金は違法な業者です。
基本的に国や都道府県への届け出を行わず、違法な金利でもって消費者からお金を取っています。(中には届けているのにも関わらず違法な行為をしている業者もあります。)
また、法律では禁止されている深夜への取り立てや、家族や会社への執拗な訪問も行ったり恫喝をしたりもします。
闇金でも巧妙な手口をいくつか持っており、090金融をはじめ、いろいろ多様なタイプがあります。
090金融 | 連絡先が090から始まる携帯番号の為、090金融と呼ぶ闇金。 大抵が架空業者で違法な金利になっています。 チラシも電柱などに貼ってある。 |
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紹介屋 | もはや他社で申し込みができないような人に融資先を照会する業者。紹介料を取る。 しかし、大抵は紹介した融資先と紹介屋は繋がっており、ターゲットになった人は、紹介料と高金利の返済でお金を取られる。 |
整理屋 | 債務整理を促す広告で多重債務者から「手付金」をだまし取る。 実際には、債務整理を行うことまでできず、下手をすれば手付金以上お金を取られることもある。 |
押し貸し | まだ契約前にも関わらず先に口座にお金を振り込み、違法な金利の利息を請求する。 |
システム金融 | 複数の闇金がグルになって行われる。 最初の闇金1社が融資を行って、返済日が近づくと別の闇金が借り換えを提案する勧誘を行う。 これが次々に行われて、気づけば借主は多重債務に陥ってしっている。 |
他にもチケット金融や、家具リース金融、買取屋など、いろいろあります。
トイチ 10日で1割。1日に換算すると1%になる。通常は年率表記が多く、法律では年率の上限が20%となっている。トイチを年率で計算しなおすと、365%になる。ちなみに10日2割でトニ、10日で3割の場合はトサンと言う。
ソフト闇金も闇金には変わらない!注意するべき
最近は、「ソフト闇金」という言葉も聞くようになってきました。「ソフト」とあるので、大丈夫のような印象を受けてしまうかもしれません。しかし、「闇金」には違いないので、手を出さないように注意しましょう。
対応が一見丁寧で親切。相談にも乗ってくれる。
厳しい取立てがない。返済についても日にちを延長しれくれる。
闇金よりも金利は安い。(ただし一般金利と比べるとかなり高い)
相談に乗ることにより借入者の信頼を得るため、警察や弁護士への相談に行くのを食い止めています。
また、お金に困った友人を紹介するような声掛けをし、返済が難しくなると友人同士で返済を促すようにしかけます。どうしても友人知人からだと迷惑が掛かるのを心配し、利息だけでもと返します。
しかし、利息だけではいつまでたって借金は終わらず、延々利息のみの支払いを続けることになります。そうやって借金地獄が終わらない生活に陥ります。
おおいパターンは1週間で2割、10日で3割です。一見、高くないように感じるかもしれませんが、年利で計算するとどちらも500%超えます。
何故引っ掛かる?どんな人が闇金からお金を借りるのか
「闇金に引っ掛かることは自分はない。」と思っている人も多いかもしれません。しかし、意外な所に潜んでいて気づかなかったりします。闇金業者もこんな人を狙っています。
多重債務者 | 他に借りる所がなく、闇金に手を出してしまう。 |
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中小企業経営者 個人事業主 |
会社の資金繰りに困り手を出す。 銀行から借りられず、手を出す。 闇金と知らずに資金調達できたと勘違いして手を出す。 |
(専業)主婦 | 家族に内緒で借りる場合などに手軽に見つけたチラシなどから申し込む。 知識がないため、気づかずに手を出す。 |
知識のない人 | 消費者金融に関する知識がないと、闇金と知らずに借りてしまう場合が多い。 |
闇金は、正規の業者に似せた会社名を使ったり、架空の番号(すでに廃止された番号など)で国に貸金業登録していると見せかけている場合が多くあります。
正規の業者と闇金の見分け方を知らないと、知らない内にうっかりと闇金に引っ掛かってしまうこともあります。特に専業主婦をはじめ、貸金業に関する知識がない人は、闇金からすればいいターゲットになってしまいます。
どうなるの?恐い!闇金の返済を迫る手口とは
知らずにいたとしても知っていたとしても、闇金からお金を借りた場合、法外な金利での返済を迫られる事になります。
自分が考えていたよりもずっと大きな額になっていて、どう返済したらいいのかパニックになってしまうでしょうが、相手はそんなことはお構いなしです。様々な方法で返済を迫ってきます。
しかし、それは違法行為に他ならないことばかりです。
闇金が行う違法な取り立て行為
- 夜間の取り立て、日中の場合の執拗な取り立て
- 借り手に生命保険などを掛け、自殺した場合に保険金から取り立て
- 本人ではなく、家族や親族に対して返済を迫る
- 近所に借金があることを言いふらす
(近所に借金があることがわかるような大声での取り立てや張り紙) - 勤務先への訪問による取り立て
細かく言えば、例えば借金返済を迫ったFAXをずっと送り続けて電話回線を塞ぐような行為も違法行為と捉えていいと思います。様々な方法で取り立てを迫ってくるでしょう。
ただ、相手も違法だということをわかっているので、難しいかもしれませんが毅然とした態度で臨む方が、向こうも無理強いはしないものです。
それでもあまりに酷い時は警察に通報するなど手を打つべきです。
通報や相談・連絡先
- 警察
- 弁護士会
- 国民生活センター
- 日本貸金業協会
ただ、正規の業者でも、何度電話しても繋がらないなど連絡が取れなくやむなく会社に電話をするなどは行われることもあります。もちろん、勤務先へ訪問して脅すようなことは違法になりますが…。
知っておこう!法律は闇金かどうかの判断材料になる
闇金に引っ掛かり、到底払えないような法外な金額を脅しなどの違法な行為で請求されるようになると、体力的にも精神的にも負担は相当なものになります。
闇金に引っ掛からない為にも見極め方や知っておくべきことが沢山あります。これを知っていれば、安易に闇金に掴まらなくてすむでしょう。
消費者金融に対しては、このようなことが法律で決まっています。
- 金利(年利)の上限が最高で20%
- 専業主婦は、基本的に正規の消費者金融からは借入ができない
(無収入の為) - 国や都道府県に貸金業者としての登録が必要
- 年収の三分の一以上の融資はできない
(総量規制)
金利に関してはこのように決まっています。
元本が100,000円未満 | 20% |
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元本が100,000円以上1,000,000円未満 | 18% |
元本が1,000,000円以上 | 15% |
収入がない専業主婦に融資する消費者金融ならば闇金を疑うべきです。銀行はこの法律は対象外なので、専業主婦でも借入はできます。(ただし、審査の通過の有無は別)
登録番号に関しては、行政への登録番号もあるのですが、これとは別に業界にある貸金業協会にも正規の業者は大抵加入しており(強制ではなく任意)、これにも登録番号があります。
これらを参考にして、借りようと考えている業者が闇金かそうでないかを判断するようにしましょう。
闇金は、まず行政への登録番号や貸金業協会の登録番号を表記していません。ただ、悪質な場合は、架空の番号を載せているところもあります。
どうやって見極める?違法な業者と正規の業者の見分け方
闇金かどうかの見分け方
- 問い合わせの際に貸金業登録番号や利率、延滞遅延金など、詳しく聞いてみる。
(具体的に説明できないところは怪しい。) - 金融庁のホームページにある「登録貸金業者情報検索サービス」で検索をかける。
- 貸金業協会のホームページにある「協会員検索」をかける。
- 貸金業協会のホームページにある「悪質業者の検索」をかける。
- インターネットで、闇金の注意を促すサイトにて闇金かどうか情報を得る。
- 返済に関して金利ではなく金額での返済になっている場合、金利が%になるのか、計算してみる。
検索も1ヶ所だけでなく、金融庁と貸金業協会と2箇所で調べるなどすると、さらに確実に判断がくだせると思います。
これらのことをやってみて少しでも怪しいと思ったら、すぐに契約しないことです。
急いでいる場合、ついつい相手の手口に乗って、早くお金を借りてしまいがちですが、後で後悔しない様に、一歩踏みとどまる冷静さを忘れないようにした方がいいです。
インターネットだと、悪質な闇金のサイトもあると同時に注意喚起を促すサイトも多くあります。情報が多くて混乱しがちですが、正しい情報を見極める力も必要かもしれません。
借りるなら「審査なし」よりも「審査が緩い」方が安心!
では、「もはやどこからもお金は借りられない。それこそお先真っ暗だ!」と悲観するしかないのでしょうか。いえ、必ずしもそうとは限りません。道が全くないわけではないのです。
もちろん全てが正規とは言い切れないので、闇金かどうかを見極める必要はあるのですが、「審査なし」と比べれば正規の業者はきちんといます。
単純に審査が不安で審査なしを選ぼうとした人から、すでにブラックになっている、多重債務に陥っているなど、「審査なし」を考えていると言っても理由は人それぞれです。
それぞれにあった消費者金融を探していくのが一番ではないでしょうか。
「WEB完結」ならば審査が不安な人にはオススメ!
まず「審査が不安」なだけの場合は、それこそ大手消費者金融の方が反って申し込みしやすいと言えます。
ただ、不安だからこそ申し込みに躊躇するのは当然です。またそういう人は、人に知られたり無人機に入るまでの勇気がかなり必要かもしれません。
そんな人には、「WEB完結」という方法もあります。WEB完結ならば、人に会わずに申し込みや手続きまで行うことができます。また、郵送などにより家族に知られる心配もなく、提出書類が揃えば、在籍確認の電話を省略することも可能です。
審査に関しては、確かに不安を取り除くことは出来ないかもしれないのですが、どうせ審査がない消費者金融はないのだから、ならばなるべく手間も負担も少ない申込方法の方が、勇気が出やすいというものです。
それでダメだったら次の手を考えるのもありではないでしょうか。
「審査が緩い」は顧客獲得の手段の一つで狙い目!
審査が不安なだけの人には大手消費者金融がオススメとしましたが、確かに大手消費者金融の場合、審査はそれなりに厳しいと言えます。とはいえ銀行と比べた場合、それでも審査が緩い方になりますが…。
消費者金融の業者の中で「審査が緩い」と謳っているのは、大手では零れ落ちてしまうような人の受け皿的な立ち位置にあると言えるかもしれません。
貸金業者は、安定した収入でもって返済することを中心に審査基準が取り決められています。例えば、多くの収入があろうとも月により変動が大きければ、審査には落ちてしまうことがあります。
そんな人達を顧客として迎えられるよう、各業者によって審査内容は同じとしても基準を緩くするなど、それぞれで違います。
ブラックの場合はどう?オススメは中小消費者金融
その「審査が緩い」という所へ申し込みするとして、どのような業者になるのか。それは、主に中小規模の消費者金融になります。
どうしても規模の小さな業者は大手には太刀打ちできません。どうしたら大手に対抗とまではいわないでも業界で生き残るのかといえば、審査を緩くしてその門を広げるしかないのです。
中小消費者金融でよく見かけるアピール文としては、やはり「審査が甘い」「審査が緩い」「ブラックでもOK」などがあります。
特にブラックの方は、まず大手消費者金融や銀行では審査に通らない可能性が大きいので、中小規模の消費者金融は狙い目です。
甘いとはいえ審査はある!審査に通る努力は必要
審査が緩い、甘いということでつい忘れがちですが、「審査がない」わけではありません。審査そのものはあります。それは忘れてはいけない大切なことです。
ですので、必ず融資がしてもらえると甘く考えてはいけません。ですので、できるだけ審査に通るような努力は必要です。
申し込みでも気をつけることはいろいろあります。
- 嘘はつかない
- 真摯な態度で審査に臨む
- 自分の借金の残高をきちんと把握しておく
- 他社の借り入れがある場合、先に整理をする
- 申し込みでは融資の必要性や返済を怠らないことを訴える
まず申告内容では、嘘を言ってはいけません。ばれないからいいと思っても、嘘はばれます。他社借入を少なめに書いておこうなんて思っても、信用情報機関に照会すれば、すぐにわかってしまいます。
ちょっとした間違いも見ようによっては虚偽と取られかねないので、慌てず内容をきちんと確認しながら記入した方がいいです。
お金を借りる為に自分を知って貸金業者に訴えよう!
もちろんその為には、自分の今現在の借金の状況を把握する必要があります。正確に自分の現状を知ることは、今後の借入や返済に対してもどう動けばいいのか考えるのにも必要です。
また、本当にお金が必要なこと、そしてきちんと返すということを訴える必要があります。点数制での機械判断の審査を取り入れている所も多いのですが、最終的に審査の結果を決めるのは人間です。
相手の情に訴えるというわけではないのですが、やはり貸す側も同じ人間なので、困っていて必死に訴える人をなんとかしてあげようと思うものです。
もちろんきちんと返済することは前提です。その辺りもきちんと伝えなければいけないです。状況によっては相談に乗ってももらえます。
当然、礼儀正しい態度で臨むのは、こちらがお客だとしてもお金を借りるのですからある意味当然と言えるのではないでしょうか。
相手を脅すような態度やいい加減な姿勢の人にはいい印象は持ちませんし、本当に返してくれるのか疑問に感じてしまうものです。自分が貸す側の立場になればわかるでしょうが、そんな人には誰だってお金は貸したくないはずです。
きちんとした服装や真摯な態度でもって、現状や事情を対面で説明してみると融資の可能性が見つかるのではないでしょうか。
ブラックの内容によっては借りられない時もある!
緩いとはいえ審査があることは忘れてはいけないと言った通り、審査に落ちることはどうしてもあります。それだけ、返済に対して信用がもらえないと言うことです。
審査に通らない主な要因
- 延滞の履歴がある
- 債務整理をした
- 総量規制の額を超えている
- 収入がない
属性が悪いなどの要因もあるのですが、審査が緩くても落ちてしまう主な要因としてはこれらの点があります。
延滞や債務整理などは、大手ではまず審査に落ちるのは当然ですが、審査が緩い中小などの場合、その状況が現在進行形かそれとも過去の履歴が残っているだけで現状が変わっているかでは、大きく意味が違ってきます。
信用情報機関には、一定期間履歴が残る為、ブラックと言える内容が過去のものでも情報があります。しかし人によっては、例えば収入が増えた、借金が完済されて今はまったくない、など現在の状況が変わっている人もいます。
そういう人は、業者によっては融資できる可能性はあるのですが、現在進行形でブラックの場合は返済の見込みがないため、審査に通ることはやはり難しいでしょう。
また、総量規制という法律的な問題もどうしようもありません。借り換えなど別対応の場合ならまだ考える余地はあるのですが、単純に新たな融資の場合は、年収の三分の一以上は消費者金融から融資をすることはできません。(住宅ローンや自動車ローンなどは除きます。)
もちろん収入がなければ、総量規制に引っ掛かる意味もあるのですが、単純に返済するお金がないのですから、審査に通ることはできないでしょう。
借りられないのならば借りられるよう現状を変えよう
これらの場合、まずはその現状を変えることが必要です。
- 現在進行形でブラックならば、返済をするなり債務整理が片付くまで待つなど現状を打開する方が先です。
- 他社借入が多いのならば、借り換えを検討する。
- 収入がないならば働き口を探す。
- 事情があって働けない場合は、福祉関係の窓口に行くなど行政に相談する。
ただお金が借りたいだけでは、誰の目からもその人は自分勝手な人だとしか写りません。できることからやるしかないのです。
まずは冷静に!広告だけで判断しないために
「即日融資をしてくれる」ところはあるが、「審査がない」という金融機関は消費者金融、銀行、どこだろうがありません。あるとしたらそれは闇金だけです。
しかも闇金は巧妙に正規の業者に紛れていて、ターゲットを探しています。上手に広告しています。そんな安易な誘いに乗らないように注意した方がいいです。
小さな規模でも良心的で、ブラックでも相談に乗ってくれるところは多くあります。そんな所を見つけられるように、闇金と正規の業者との見極めを慎重に、そして上手に行えるようにしたいものです。
それは簡単なことではないでしょうが、諦めたらそこで終わりです。そして、闇金の誘惑に負けたらそこから地獄が始まります。
大変かもしれませんが、まずは冷静になりましょう。自分の状況をきちんと理解すれば、どういう業者から借りるのがいいのか、少しずつでもわかってくるはずです。
審査が緩い中小消費者金融でもそれぞれ特徴があります。そして、根気よく自分にあった金融業者を見つけましょう。
絶対に闇金からは、借りてはいけません。