「このローンの審査、通らなかったらどうしよう・・・」そんなふうに不安に思っていませんか？お金を借りたい時、審査は曲者に感じてしまいますよね。
しかし、本来審査は、あなたの生活をしっかりと守ってくれる、あなたの味方になるものです。審査の正しい知識を蓄えることで、ローン審査の不安をなくしましょう。
この記事では、これまでにあなたが受けたローンの審査の回数が、新しく申し込むローンの審査にどう影響するのかを解説します。これを知っておけば、自信を持って審査に挑むことができるはずですよ。
カードローンの審査って何をみるの？審査項目をチェック
気軽に利用できることで人気のカードローン。かんたんに申し込みできるのが魅力です。審査も、他のローンに比べると大変スピーディーに行うことができます。
カードローンの審査では、どういう点を重視されるのでしょうか。
安定して収入のある方なら審査に通りやすい
カードローンのみならず、どのローンでもそうですが、安定した収入のある方ではないと審査には通りづらいです。ただ、安定した収入があれば、会社員や公務員でなくても構いません。
フリーターやパート、自営業の方でも、毎月一定の収入さえあれば、カードローンを利用することができます。
住宅ローンなどの大口のローンであれば、職業や年収によって難しいこともあるのですが、カードローンは多くの人が利用しやすいようにできているので、どの職業の方も申し込みしやすいです。
他社に借り入れがあると審査に通らない？
安定した収入があっても、他社に多くの借り入れがあると審査に通らないこともあります。他の消費者金融会社からの借り入れの他、クレジットカードのキャッシングも含みます。
他社にあまりにも借り入れがあると、「これ以上借りたら返せないのではないか」と思われて、新規申し込みができなくなる可能性があります。
ということは、ローンをこれまで利用したことのない方の方が審査に有利だと思ってしまいそうですね。でも、これは実は勘違い。後ほど説明いたします。
これまでに延滞や自己破産などをしていないかどうか
カードローンに申し込みすると、会社はあなたの信用情報機関にアクセスして、あなたのこれまでの履歴を見ます。その時に、自己破産・債務整理などの大きな事故や、長年に及ぶ延滞などがないかどうかをチェックします。
過去にそのような事故があれば、また同じことを繰り返す恐れが高くなります。自分の会社でも同じことをされたら困ってしまうので、自己破産など経験した方は、大手の消費者金融会社や銀行ではほぼ100パーセント審査に落ちます。
ただし、期間限定の話なので、10年以上前の事故であれば、審査にはまた通る可能性が高くなります。 つまり、一生借りられないわけではないので安心してもよいでしょう。
審査をまったく受けたことのない人は不利になる！どういうこと？
先ほど、他社に借り入れのある方は審査に通らない可能性があるというご説明をしました。しかし、ローンをまったく受けたことのない人というのも、かえって審査で不利になることもあるのです。
事故情報が何もないのですから、審査に通りやすいはずなのですが・・・。どういうことなのでしょうか。
カードローンも「経験者優遇」
アルバイト募集の広告で、「経験者優遇」などの文句を見たことのある方も多いことでしょう。経験があればある程度勝手がわかるはずですから、働いてもらいやすいですよね。信頼も上がります。
もちろん、きっちり返済してくれることが条件です。返済してもらえば、金利でカードローン会社は儲けることができますから、たくさん借りてしっかり返済してくれるお客ほど有難いのです。
借りた金額が大きいほど審査に有利になる時も
他社からの借り入れが多すぎると、審査には不利になります。しかし、だからといって、借りた金額があまりにも少額だと、信用は落ちてしまい、審査に不利になります。
かつてのあなたのカードローンの限度額が100万円だったとします。ということは、どこか他の会社が、あなたを信用して100万円までは貸したのだという証明になります。
それだけのお金を貸すことができたのだから、今度も大丈夫だろう、というふうに、あなたの過去によって現在も信用が高まるのです。
もちろん、延滞などの事故がないということが最低限の条件ではあります。
クレジットカードを持っている人は強い
カードローンのみならず、クレジットカードの利用があることは信用に繋がります。クレジットカードのショッピング利用歴があれば、きっちり収入があるということの証明になるからです。
また、ショッピング利用の方がキャッシング利用よりも有利になるようです。 クレジットカードとカードローンは基本的には別の種類の会社ではありますが、信用情報機関を調べれば両方の情報がわかるようになっているので、審査に影響があるのです。
ローンの審査を受けた回数よりも「落ちた回数」が大事
今まで見た通り、ローンの利用履歴は、新規ローン申し込みに影響があります。さて、審査を受けた回数はどの程度影響するものなのでしょうか。
すべての情報は登録される
あなたがカードローンやその他のローン、クレジットカードなどに申し込みすると、たとえ利用がなかったとしても、その情報はあなたの信用情報機関に登録されます。
信用情報機関は３種類あります。どの信用情報機関に登録されるかは、申し込みしたローンの種類によって変わりますが、どちらにせよそれら３つは交流があるので、調べればどの情報もわかります。
「落ちた回数」が審査に影響する
あなたのローン審査を受けた回数のみならず、審査結果も登録されます。その結果の方が、新しいローンを申し込みした時の審査に影響するのです。
あなたが何度も審査に落ちてしまうと、その情報が登録されますから、新規申し込みした時に不審に思われてしまいます。この人はこんなに何度も審査を受けて落ちているのだから、何か怪しいことがあるのでは、と疑われるのです。
一方、審査を何度も受けても、ほとんどに通っていれば、それほど問題なく利用できる可能性が高いです。
同時期にあまりに審査を受けると怪しまれる
その他、日を空けずに、複数の会社にローン申し込みすると、怪しまれる可能性が高まります。
一度に複数社申し込んではならないという法律はもちろんありませんが、申し込みした履歴はわかるので、キャッシング会社側には不審に思われる場合もあります。
申し込みしたとしても、一度に２～３社程度にしておきましょう。その方が、万が一審査に通らなかったとしてもリスクが少なくてすみます。
審査を受けたローンの種類によっても結果が変わる
住宅ローンなどの大きなお金が動くローン、１万円くらいから気軽に借りられるカードローンなど、ローンにはいくつも種類がありますよね。
あなたが利用したい、または利用したことがあるローンによっても、審査結果が変わります。それぞれのローンによって審査基準や特徴が変わるからです。
住宅ローンのような大口ローンは審査が厳しい
住宅ローンは、何千万という大きなお金が動くものなので、銀行側も慎重に審査します。ですので、ローンの審査を受けた回数だけで審査に落とされるということはありません。
貸すお客さんが信頼できるかどうかを総合的に見ます。信用情報機関を参照して、かつての事故情報や審査の履歴を見るのはもちろん、現在の借り入れ状況や、それこそ光熱費をしっかり支払っているかどうかなども見られます。
住宅ローンの他、おまとめローンも大きなお金が動くものですね。大口のローンは基本的には銀行が多いでしょう。消費者金融会社に比べると銀行の方が審査は厳しめということもおさえておきましょう。
カードローンは審査を経験した回数を重視する
一方、小口の気軽なローンであるカードローンはどうでしょうか。カードローン会社は、あなたがカードローンの審査を受けた回数を比較的重視するといえます。
カードローンは気軽に申し込みできるので、審査を何度も受けることができます。カードローンを利用する人は、複数社から借りたことのある方も多いので、審査履歴は増える傾向にあります。
審査に何度も落ちていると、先ほどの理由で怪しまれて審査に落ちる可能性が高まりますが、もしすでに複数社から借りていた場合、新しくローンを組んでも返済しきれるか不安に思われるので、これもまた、不利になる可能性があります。
あなたの総合的な借入額をチェックするのは、住宅ローンに比べると金利が非常に高いカードローンならではの特徴とも言えるでしょう。
