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キャッシングローンとブラックリストの関係性やいかに

キャッシングローンを考えたとき、無事に審査に通るかどうかが心配じゃありませんか。すんなり審査に通れば問題ないけれど、もし通らなかったキャッシングはできないし、困りますよね。

もしかして審査が通らないかも・・と、考える人は多かれ少なかれ何かしら身に覚えがあるからではないでしょうか。いわゆる「ブラックリスト」ですね。自分がブラックリストに登録されているのでは?と考えてしまいがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。

ここでは、キャッシングローンとブラックリストの関係性を考えてみたいと思います。

キャッシングローンとは

そもそもキャッシングローンとはなんでしょうか。簡単に言うと、「金融機関からお金を借りて、利息をつけて返済すること」ですね。もちろん、各金融機関が提供している商品によって、若干の違いはありますが、基本的にはキャッシングローンを受けるときに審査があり、その審査に通過すると借入れができるということになります。

金融機関もさまざまなものがあり、大きく分けて、「消費者金融」と「銀行系」のふたつがあるといっていいでしょう。このふたつは似て非なりで、消費者金融は貸金業という「お金を貸すこと」を商売としています。銀行はご存じの通り、「お金を貸すこと」だけがメインではありませんが、銀行でももちろんキャッシングを受けることが可能です。消費者金融と銀行系、それぞれの違いをみてみましょう。

消費者金融

消費者金融は、「お金を貸す」ということそのものがメインなので、融資に関してはプロ級だといっていいでしょう。ひと昔前の「サラ金」と呼ばれるちょっと暗いイメージはなく、誰でも気軽に借入れができるというのも、最近の若者に指示されている理由のひとつでしょう。

しかも、顧客の立場になって考えてくれているため、即日融資はもちろんのこと、審査も柔軟に対応してくれて、とにかく親切で気持ちよく借りられるようになっています。借入れに際しての疑問や不安なことも相談にのってくれるし、顧客にとっていちばんいい選択肢を提示してくれることでも有名です。

気を付けてもらいたいのは、貸金業である消費者金融には、総量規制という法律が課せられています。この総量規制は、融資の限度額が「年収の1/3が上限」という決まりがあります。すなわち、年収が450万円の人であれば、最高150万円までしか借入れができないということになります。年収の1/3を超える高額融資を考えているのであれば、消費者金融では借入れできないので注意してください。

もうひとつ、消費者金融は、銀行系に比べると若干利息が高いかもしれません。ただし、無利息期間といって、一定の期間内に返済すれば利息がかからないという商品もたくさんあるので、それらのサービスをうまく利用すれば、お得に借入れができるはずです。以下、おすすめの消費者金融です。

  • プロミス
  • アコム
  • アイフル
  • モビット
  • ノーローン

■ プロミス

項目 対応の可否・条件
最大融資額 500万円
利息 4.5%~17.8%
即日融資 可能(14:50までに契約完了の場合)
無利息期間 あり(30日間)

■ アコム

項目 対応の可否・条件
最大融資額 800万円
利息 3.0%~18.0%
即日融資 可能(14:00までに契約完了の場合)
無利息期間 あり(30日間)

■ アイフル

項目 対応の可否・条件
最大融資額 500万円
利息 4.5%~18.0%
即日融資 可能(14:00までに契約完了の場合)
無利息期間 なし

■ モビット

項目 対応の可否・条件
最大融資額 800万円
利息 3.0%~18.0%
即日融資 可能(14:50までに契約完了の場合)
無利息期間 なし

■ ノーローン

項目 対応の可否・条件
最大融資額 500万円
利息 4.9%~18.0%
即日融資 可能(12:30までに契約完了の場合)
無利息期間 あり(何度でも1週間)

銀行系

銀行系のキャッシングローンはどうでしょうか。銀行そのものは「お金を貸す」ということをメインとはしていませんが、最近は消費者金融に負けず劣らずで、キャッシングに力を入れてきています。

その理由として挙げられるのは、貸金業に課せられた総量規制というものが原因といえるでしょう。2010年に総量規制が改訂し、「年収の1/3が融資の限度額」と、法律で決まってしまったため、消費者金融では高額融資ができなくなったわけです。高額融資を求めている人は、銀行系で借入れをするしかなくなったんですね。そのため、銀行系もキャッシングに力を入れるようになったのが大きな理由でしょう。

ただし、銀行系には貸金業が持っているノウハウはなかったわけなので、消費者金融をグループの傘下に取り入れる動きがみられるようになったのもこの頃です。

銀行系のキャッシングローンは、一般的に「審査が厳しい」「融資までに時間がかかる」というイメージがありましたが、消費者金融を傘下に取り入れることで、貸金業のノウハウを着実につけてきている感があります。最近では、「即日融資」「無利息期間」など、さまざまな要素を取り入れて、消費者金融並みのサービスを展開しているのも大きな特徴でしょう。

銀行のメリットは、先に述べたように、総量規制の対象外なため、「融資の限度額に制限がない」ことと、「消費者金融にくらべて金利が比較的低い」というのが挙げられるでしょう。以下、キャッシングローンにおすすめの銀行一覧です。

  • 住信SBIネット銀行
  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 新生銀行レイク
  • イオン銀行
  • 楽天銀行

■ 住信SBIネット銀行

項目 対応の可否・条件
最大融資額 1,000万円
利息 1.99%~7.99%
即日融資 不可(ネット専用銀行のため時間を要するため)
無利息期間 あり(2ヶ月)

■ みずほ銀行

項目 対応の可否・条件
最大融資額 1,000万円
利息 4.0%~14.0%
即日融資 可能(みずほ銀行に口座をもっている人)
無利息期間 なし

■ 三菱東京UFJ銀行

項目 対応の可否・条件
最大融資額 500万円
利息 4.6%~14.6%
即日融資 可能(店舗にあるテレビ窓口契約した場合)
無利息期間 なし

■ 新生銀行レイク

項目 対応の可否・条件
最大融資額 500万円
利息 1.99%~7.99%
即日融資 可能
無利息期間 あり(5万円以内180日間、それ以上30日間)

■ イオン銀行

項目 対応の可否・条件
最大融資額 700万円
利息 4.8%~13.5%
即日融資 可能(イオン銀行の口座をもっている人)
無利息期間 なし

■ 楽天銀行

項目 対応の可否・条件
最大融資額 500万円
利息 4.9%~14.9%
即日融資 可能(楽天銀行に口座をもっている人)
無利息期間 なし

キャッシングローンの審査

消費者金融、銀行系ともにキャッシングローンを申し込んだときには、必ず審査があります。この審査、いったいどのようなことをしているのでしょうか。まずは、キャッシングローンを申し込むにあたって最低限クリアしていないといけない条件というものがあります。

  • 年齢
  • 安定した収入
  • 他社からの借入れ状況

年齢

借入れができる対象として、ほとんどの金融機関で、年齢制限というものを設けています。たいていの金融機関では対象年齢を「20歳~65歳」としています。稀に69歳や70歳まで可能というところもありますが、限りなく少ないと思っていいでしょう。

まず20歳というのは、成人していることが条件ということですね。未成年者への貸付は、保護者の同意書がなければ貸すことはできません。なぜかというと、未成年者に保護者の同意なしに貸付をおこなった場合、「未成年者は返済する義務がない」という法律があるため、返済を拒否されてしまったら、それ以上は取り立てができなくなるから、というのが理由です。

金融機関にすると、そこまでリスクを冒してまで未成年者に貸付する必要はない、ということで、未成年者は対象外となってしまったんですね。実際は例外がないわけではありませんが、未成年者が借入れをおこなうのは、かなり難しいと考えたほうがいいでしょう。

安定した収入

お金を借りるわけなので、「安定した収入のある人」というのが条件なのは、まあ当たり前といえば当たり前ですよね。無職で収入のない人にお金を貸したとしても、返済してもらえる可能性が少ないわけなので、なかなか金融機関も貸してはくれませんよね。

ちなみに、安定した収入とは、正社員として働いていなくても問題ありません。派遣社員・パート・アルバイトでも、継続して働いており、安定した収入の人であれば、審査に通る可能性は高いので安心してください。

他社からの借入れ状況

他社からの借入れ状況というのは、金融機関がもっとも重要視する審査項目のひとつといってもいいでしょう。あまりにも他社からの借入れが多い場合、「返済ができてないのでは?」と、考える金融機関は多いでしょう。すなわち、「他社への返済のために新たな借入れをしようとしているのでは?」と、疑われても仕方ありませんよね。これは、いわゆる自転車操業というやつです。自転車操業に陥ってしまうと、完済するのが難しくなるため、金融機関も徹底的にチェックするわけです。

さらには、消費者金融の総量規制というのは、「消費者金融一ヵ所につき年収の1/3まで融資可能」というわけではなく、「消費者金融全体で年収の1/3まで融資可能」ということになります。他の消費者金融からの借入れが、すでに年収の1/3に達している人へは、新たな融資はできません。

審査に通るのはどんな人

では、審査にするっと通る人というのはどんな人なのでしょうか。まずは上記に記載した、最低限の上限をクリアしている人ということですよね。それに加えて、「安定した収入」、「勤務年数」というのも重要視されるでしょう。

働き始めてすぐの人というのは、審査に通らない可能性があります。これは、「まだ働き出したところなので、続くかどうかわからない」というのが不安材料のようです。キャッシングローンに申し込むのであれば、最低1年は継続して働いてからのほうがいいでしょう。

ブラックリストとは

審査の大きな対象となるものとして「ブラックリストに載っていない人」というものがあります。このブラックリストというのは、実際に存在するものではありませんが、金融事故を起こした人に対して呼ばれているものと思っていいでしょう。

ブラックリストと呼ばれる人は、いったいどんな金融事故をおこした人なのでしょうか。これは、はっきりとした定義があるわけではなく、各金融機関によって若干の違いはありますが、「金融機関に迷惑をかけた人」だと思っていいでしょう。

「金融機関に迷惑をかける」というので、真っ先に思いつくのは「返済していない」ということでしょうね。借入れしたはいいけど、約束通り返済しない人というのは、残念ながらいるようです。このような約束を守らない人というのは、金融機関としても「貸してはいけない要注意人物」となってしまうわけです。

自分はブラックリストなの?

自分がブラックリストなのかどうかは、本人が一番わかっているはずだと思いますが、「○○をしたらブラックリスト」という定義がないため、確実に判断するのは難しいのは確かです。例えば、1回返済が遅れたとしましょう。それだけでブラックリストなのでしょうか。これは、金融機関にしかわからないので、少しでも不安がある人は、自分で確認することをおすすめします。

いわゆるブラックリストと呼ばれる金融事故を起こした人の情報は、信用情報機関である以下の3社に登録されています。

・株式会社シー・アイ・シー(CIC):消費者金融・信販・銀行・クレジットカード会社
・株式会社日本信用情報機構(JICC):消費者金融・信販・銀行
・全国銀行協会(JBA):銀行

このように、金融に関する顧客情報として、上記の3社が登録業務をおこなっています。ひと昔前までは、「消費者金融系・銀行系・信販系」が、それぞれ別の機関で顧客情報の登録をしていましたが、最近はどの信用情報機関にも登録がなされるようになってきています。

自分自身の情報がどのように登録されているのか、少しでも不安がある人は、各機関に開示請求を依頼することをおすすめします。開示請求の依頼方法は、各機関のホームページに記載してあるので、そちらを参考にしてください。

ちなみに、個人の開示請求のみ可能となります。他人の情報を開示請求することはできません。仮に記載内容が間違っている場合は、上記機関ではなく、借入れをおこなった金融機関に申し立てをするようにしてください。ただし、記載内容が事実であれば、申し立てをしても削除や改訂はできませんのでご注意ください。

ブラックリストでも審査に通るの

自分がブラックリストに登録されているとわかった場合、キャッシングローンの審査は通るのでしょうか。ブラックの内容にもよりけりですが、はっきり言って可能性は低いと思っていいでしょう。

例えば、「何度か返済が遅れた」という記述があったとしても、完全に返済が終わっているのであれば、各金融機関の判断によりけりですが、新たにキャッシングローンの借入れができる場合もあるでしょう。ただし、「返済が遅れた」だけではなく、現在も「返済が終わっていない」人というのは、かなり可能性が低いと思ったほうがいいかもしれません。

他の金融機関で借入れしたものを返済していないわけですから、新たにお金を貸そうという金融機関はないと思ったほうがいいでしょうね。いくら口頭で「絶対返済します」と、お願いしたとしても、実績がないわけなので、貸してくれるところは皆無に等しいでしょう。

気を付けなければいけないのは、「ブラックでもOK」などと、広告をだして融資をすすめているところです。これは、いわゆるヤミ金と呼ばれる、違法業者だと思ってください。この手の業者で借りてしまうと、借金地獄に陥ってしまうのは目に見えています。まともな金融機関であれば、残念ながらブラックの人に融資はしてくれないと思っておきましょう。

キャッシングローンとブラックリストの関係

このように、消費者金融・銀行・信販系・クレジットカードすべてのお金に関する情報は、ひとつの機関に登録されているものだと思ってください。すべての金融機関で情報が共有されている、ということですね。

すなわち、どの金融機関でキャッシングローンを申し込もうとしても、ブラックリストとして登録されている人の情報は、筒抜けだということが、おわかりいただけたと思います。「前回は消費者金融で借りて返済していないけど、次は銀行だから大丈夫だろう」というような安易な考えは、決してもってはいけません。

ブラックリストに登録されてしまったら

もし自分がブラックリストに登録されてしまったら、どうすればいいのでしょうか。ブラックリストと呼ばれる、個人の信用情報は、何事もなければ約5年程度で自動的に削除されるようになっています。すなわち、返済をきちんと終えて、5年程度おとなしくしていれば、新たにキャッシングローンの審査に通る可能性大ということになります。

返済を終えるのは大変かもしれませんが、今頑張ってきちんと完済さえすれば、自身の情報がきれいになるわけです。返済のために借入れすることを考えるのではなく、少しでも働いてお金を稼ぐことを考えてください。そして、少しでも稼いだら、できる限り返済にまわしましょう。そうして少しずつ頑張っていれば、必ず返済には終わりがやってきます。

ブラックリストに載っているというのは、この先いろいろな場面で自分についてまわります。自分の信用がマイナスになるばかりで、いいことはひとつもありません。自分自身のこの先を考えるのであれば、信用情報はクリーンなものにしておくに限りますよ。

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