カードローンは、昔に比べて年齢制限が甘くなっていますので、60歳以上の高齢者でも契約可能なカードローンが増えています。
ただし、申込前に基礎知識を得ていないと、年金生活者のためのカードローンなどが使えませんので、その点に注意して申込む必要があります。
今回は年金生活者のための基礎知識だけでなく、審査に通りやすくなる豆知識についても案内しているので、高齢者としてカードローン審査を受ける人にはオススメの情報となっています。
年金生活中でも申込める？年金生活者のためのカードローン
今では、一般のカードローンだけでなく、年金生活者のためのカードローンも販売されるようになっていますので、高齢者になるとカードローンが使えなくなるというわけではありません。
そのため、以下のような点で問題がある人物では、年金生活者のためのカードローン審査に通らないことが多いです。
- 年金そのものが少ない
- 年金が生活費で無くなる
- 正確な情報で申込を行っていない
年金というのは、「いつから加入しているか、どのような形で加入したか」によって、実際に得られる収入が違ってきますので、正確な情報でカードローン申込を行いましょう。
人によっては、毎月7万円以上を年金として受け取っている人もいますが、人によっては5万円以内で年金を受け取っている人もいます。
前者であれば、年金生活者のためのカードローン審査に通る可能性が高いです。しかし、後者の場合は審査に落ちてしまう可能性があるので注意してください。
具体的な審査内容は？年金生活者が受けるカードローン審査
審査内容について案内していきますが、年金生活者のためのカードローンは微妙に一般のカードローンと審査内容が違っているので、その点に留意して申込む必要があります。
具体的に違っている部分では、現在の生活についてもチェックされる点で違いがあるのです。
本来であれば、以下のようなカードローン審査を通るだけで、カードローン契約は組めるようになっています。
- 収入が安定している
- 就職先があまり変わっていない
- 居住先があまり変わっていない
銀行やサラリーマン金融でも、上記を正しく守られているようであればカードローンを組めるのですが、年金生活者のためのカードローンでは以下の要素も重要視されることが多いです。
- 他から借りていない
- 家族と同居している
- 健康に問題がない
カードローン申込を希望されている場合、「あまり大きく借りられない」ことを先に理解しておきましょう。
金額にして「20万円以内」の借入であれば認められますが、それ以上となるとカードローン審査が厳しくなってしまいやすいのです。
すでに他から借りているようであれば、5万円、10万円のカードローン審査で通るかどうかとなります。
後は、家族と同居しているといった評価が上がるポイントを見極めていきましょう。健康に問題がなく、家族に支えられている人であればリスクが小さいと判断してもらえますので、カードローン審査で落ちる可能性が下がります。
ギリギリの年齢でも使える？使える場合と使えない場合の違いは？
重要なことなので案内させていただきますが、「年齢制限に引っかかる」場合は、100%カードローン審査では通りません。
年金生活者のためのカードローンでは悩みどころとして良く紹介されるのですが、以下のような形で年齢制限に引っかかる人は多くいます。
- 収入をあまり得ていない
- 借入の履歴が少ない
高齢者でもパートやアルバイト、もしくは過去に働いていた会社で再雇用される人はいますので、収入が完全にないものと判断されるようであれば、基本的にカードローン審査には通りません。
年金生活者として生活されている場合でも、勤務されているというだけで評価が違ってきますので、まだそれほど高齢ではないので働ける、もしくは働いている・・・という場合は、カードローン申込時にそのことを連絡しておいたほうが良いです。
このような問題は、「内定のみ決まっている人」で多く発生しています。内定でも就職と同じ扱いとなるので、年金生活のみの収入を得ている人より高く評価されることが多いのです。
可能であれば借入の履歴も作っておくようにしましょう。クレジットカードなどを利用されているだけでも審査時の評価は違ってきますので、すでにクレジットカードを持っているのにまったく利用していないというのはもったいないです。
使い方で審査の評価が違う！荒っぽい使い方では評価が下がる
お金というのは「信用」を第一として借入が行えるようになっていますので、信用を自分から無くすような行為が見当たると、カードローン審査で落ちやすくなってしまいます。
なぜ借入限度額一杯まで使ってはいけないのか？というと、履歴として残っているためです。
例えば、5万円以内を毎月1回ずつで利用されているようであれば問題ないのですが、10万円、20万円を1回で利用されているようであれば問題となります。
というのも、カードローンはリボルビング払いが採用されているので、「使い過ぎると毎月の返済額」が上がってしまうからです。
5万円であれば5000円前後の返済で済むように調整されますが、10万円、20万円の場合は1万円前後の返済が必要となってしまいます。
もし、現在それほど収入が多くない場合、このような返済額が決め手になって将来的に返済で苦労される人までいるのです。
そのため、年金生活者のためのカードローンはその点に対して神経質・・・と思っておいたほうが良いでしょう。
利用においては、このようなことを意識して用いるだけで、「マナーの良い利用者」として、運営と仲良く付き合っていけるようになります。
丁寧な対応で評価が上がる！主に効果的な評価を上げる手段
現代のカードローンは、年金生活者のためのカードローンでも「マナー」を良く見ているので、今回はどのようなマナーを守るようにすると、カードローン審査上で評価が上がるのか解説していきます。
重要となるのは、カードローン審査前に相談を行っているかどうかです。
カードローン審査というのは相談を重んじているのですが、以下の点を守るようにして相談されるだけで、カードローン審査時に評価が上がりやすくなることもあります。
- 事前に相談する
- 返済について相談する
- 現況について相談する
相談という行為は、「真面目に借りようとしている」という意思を伝達する手段・・・だと理解したほうが良いです。
このような対応は銀行やサラリーマン金融でも重んじているので、一部の金融機関のみで通用するというわけでもありません。
事前に相談されると、どのような目的で借りようとしているのかがわかりますし、年金生活者のためのカードローンを案内してもらえることが多くなります。
誤ったカードローンで申込みされると、審査内容が厳しいため審査に落ちる人も多くいるのです。これではカードローン申込をした意味がありませんので、適切なカードローンを選ぶことも重要となってきます。
返済についても重要で、返済に対する計画性は確実な内容であればあるほど高評価となります。逆に返済などをあまり意識せず、「とりあえず借りたいだけ」の人では低評価になってしまうのです。
感情的になって連絡・相談を入れるタイプの人にはこのようなタイプの人もいます。
しかし、「情緒不安定」な相手では借入も小さくなりやすいため、信用をせっかく得られるチャンスなのに自らの手で逃してしまう人までいるのです。
現況について相談する場合も同じで、現況が正確にわかっている場合のほうが借入が大きくなりやすいです。状況が不透明な相手では、金融機関側も貸すことが難しくなると理解しておきましょう。
担保・保証人は不要！担保・保証人ありの審査ではどうなる？
年金生活者のためのカードローンでも、あまり意識しなくて良いものがあります。
それは担保・保証人なのですが、担保・保証人は「現代では不要」となっているので安心してください。これは銀行やサラリーマン金融で違いがありません。
なぜ担保・保証人が不要となっているのか？というと、以下のような形で銀行やサラリーマン金融が運営を行っているからです。
- 保証会社が審査を行っている
- 初回の借入は制限がかかる
- 信用情報を元にして審査が進む
あまり知られていませんが、年金生活者のためのカードローンでも審査を行っているのは、「審査部門、保証会社」のどちらかとなっています。
つまり、運営はカードローンの販売・営業を行い、その他がカードローンの審査を担当しているので、担保・保証人が不要となっているのです。
銀行ではこのような対応をしていることが多く、主に「信販会社、サラリーマン金融」が審査対応をしています。
サラリーマン金融などではノウハウもあるので、年金生活者のためのカードローンでも担保・保証人を必要としていません。
担保・保証人をありとした場合ですが、以下のような反映しか見られませんので、それほど大きな効果は期待できないと思ったほうが良いでしょう。
- 審査の許容範囲が広くなる
- 審査で落ちるリスクが減る
- 審査がスムーズに終わる
高齢者の利用も多い！新生銀行レイクのカードローン
高齢者として年金生活者のためのカードローンを利用されたい場合、「審査が甘い」新生銀行レイクのカードローンがオススメです。
審査が甘いというのは、主に年齢制限に対して言っていると判断してください。
一般的な銀行やサラリーマン金融では、「年齢の上限が65歳まで」で設定されているため、70歳まで審査申込可能な新生銀行レイクは、年齢制限に対して審査が甘いと評価できます。
新生銀行レイクは、新生銀行とレイクが提携して誕生した銀行となっているので、レイクのノウハウもある中で銀行カードローンが使えるようになっています。
レイクはサラリーマン金融時代から審査が甘いと評判だったため、高齢者であっても余裕をもった借入が可能です。
| 業者名 | 新生銀行レイク |
|---|---|
| 商品名 | カードローン |
| 融資限度額 | 500万円 |
| 金利（年率） | 4.5%～18.0% |
| お使いみち | 自由（※） ※事業性資金は除く |
| 審査基準 | 下記の条件をすべて満たす必要あり 1.年齢が満20歳以上70歳までの方 2.国内に居住されている方 3.安定継続した収入を得ている方 |
| 契約期間 | 最長5年（60回） |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 保証会社 | 新生ファイナンシャル（株） |
ここが違う！新生銀行レイクは年金生活者でも安心して使える
新生銀行レイクでは、プロのアドバイザーが借入の相談に乗ってくれますので、カードローン利用に不安がある人にもオススメです。
このようなサービスは、銀行全体で良く見られるサービスではありません。
新生銀行レイクのような一部の銀行のみで対応しているサービスで、主に以下の面で役立つと評価されています。
- ギリギリの借入を相談したい場合
- 高年齢の借入を相談したい場合
- 借入がすでにある中の借入について相談したい場合
ギリギリの借入というのは、借入限度額に対して相談できるという意味です。本来はあまり銀行は借入内容についてアドバイスしてくれないのですが、新生銀行レイクにはレイクのノウハウがあるので相談に乗ってくれます。
そのため、年金生活者のためのカードローンでも、本来より高い金額で借入が実現することも多く、アドバイザーのアドバイスによる不安を解消できる人も多いのです。
高年齢の借入についても同じです。新生銀行レイクでは、そのような人に対してもアドバイスを行っているので、高年齢でもカードローン契約が可能か気になっている場合、相談から検討を進めてみると良いでしょう。
借入がすでにある場合でも、新生銀行レイクであれば相談可能となっています。
人によっては1件だけすでに契約しているカードローンがあるので、新規でカードローン契約を組むのは難しい・・・と思っている人がいますが、返済においてトラブルが無いようであれば、新生銀行レイクは丁寧にアドバイスしてくれることが多いです。
借入に余裕ができやすい！オリックス銀行カードローン
短期間・長期間のどちらでも低金利のカードローンを実現したい場合・・・、そんな時はオリックス銀行カードローンがオススメです。
銀行カードローンでは低金利と評価されているだけでなく、他の銀行より審査が甘いため女性の利用者からも評価されています。
男性と比較すると高年齢では女性のほうが収入が少ないため、女性に対して審査が甘い銀行というのは、それほど多くは存在しません。
簡単にリストアップすると、以下の銀行が女性に対しても審査が甘い銀行として知られています。
- オリックス銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 新生銀行レイク
- 楽天銀行
意外と多いように感じるかも知れませんが、すべて大手銀行として分類されている銀行ですので、実はほんの僅かな銀行のみが対応しているサービスです。
| 業者名 | ORIX オリックス銀行 |
|---|---|
| 商品名 | オリックス銀行カードローン |
| 融資限度額 | 800万円 |
| 金利（年率） | 3.0%～17.8% |
| お使いみち | 自由（※） ※事業性資金は除く |
| 審査基準 | 下記の条件をすべて満たす必要あり 1.年齢が満20歳以上65歳以下の方 2.国内に居住されている方（※） 3.安定継続した収入を得ている方 4.保証会社の保証を受けられる方 ※外国籍の方は、永住者または特別永住者の方 |
| 契約期間 | 原則1年ごとの自動更新 |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 保証会社 | ・オリックス・クレジット株式会社 ・新生フィナンシャル株式会社 |
将来的に増額も可能！ゆったりと使える魅力的なカードローン
年金生活者のためのカードローン選びでは、オリックス銀行のような「融資限度額が高い」銀行を選ぶのも重要です。
融資限度額が高い場合、増額融資の回数も多くなりやすいため、最終的に借入限度額が高くなりやすいという魅力もあります。
融資限度額が高い場合、借入限度額以外では以下の魅力もありますので、融資限度額だけで銀行選びをするのも効果的です。
- 審査に通りやすい
- 即日融資でも通りやすい
年金生活者のためのカードローンとして、審査の甘さや即日融資で融通が利く点が見られる場合、利用上で得をすることが多いのは確かです。
基本的に銀行やサラリーマン金融にこの点での違いはありませんので、銀行よりサラリーマン金融のほうが使いやすい・・・と感じる場合は、サラリーマン金融を選択しても問題ありません。
サラリーマン金融でも、審査の甘さ、即日融資については対応可能となっていますので、「銀行より金利が高くなる」点に目をつぶれるという人とは相性が良いでしょう。
増額のチャンスをものにしたい！そんな時ほどテクニックが必要
銀行やサラリーマン金融で対応している増額融資ですが、実は以下のようなテクニックを駆使したほうが増額されやすくなります。
- 定期的に増額融資申請を行う
- 利用した分を速やかに返済する
カードローンというのは、年金生活者であっても利用されているだけで評価が上がっていきますので、利用が顕著に見られる人ほど評価されます。
大きく使うと評価が下がってしまうので、5万円以内で毎月利用されてみると良いでしょう。
後、このような対応をされていても、肝心の増額融資申請が見られないようであれば、銀行やサラリーマン金融では増額融資が遅くなってしまいます。
「3ヶ月間に一度」でも問題ないので、大体このようなペースで増額融資申請を行っていきましょう。放置されていると、金融機関側の配慮により対応・・・となってしまい、遅過ぎる場合では「1年に1回のみ」増額融資されるだけとなってしまいます。
