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多目的ローン希望!家を担保にお金は借りれる?

一度でも銀行で担保に関するローンの話を聞いていると、家の担保ローンも販売していることがわかります。

担保ローンと聞くと、人によっては悪いイメージもありますが、実際は適切な利用であればトラブルが発生することもありません。

重要なのは金利、長期借入が適切であるかどうかとなりますので、その点に着目して今回は案内を行っていきます。

また、家の担保ローンについてなにも知らないという人もおられるかと存じますので、初心者の方にも解かりやすいようご説明いたします。

どういう場合に利用する?家の担保ローンと適切な使い方

家の担保ローンと聞くと、一般の人には無縁のローンという感じがします。

あまり良いイメージを持っていないという人もいるでしょう。しかし、実際は一般の人も利用することが多いローンなので、今回はどのような形で用いるのが適切か案内していきます。

まず家の担保ローンは、以下のようなケースで用いるのが適切とされていますので、一般的なローンとは一線を画して別物のローンです。

  • 高額の借入で用いる
  • 長期の借入で用いる
  • 目的が明確な場合に用いる

担保ローン以外では、カードローンのような自由に借入できるタイプのローンもあります。しかし、こちらは上記に当てはまらないローンとなっていますので、完全に別物であると判断して問題ありません。

例えば、高額の借入といっても無担保ローン(カードローン)では、どれほど大きい借入が許可されても1000万円が限度です。

多いように感じるかも知れませんが、フリーローン、家の担保ローンと比較するとかなり小さい借入までしか許可されないのです。

フリーローン、家の担保ローンは担保を要求されるという手間がかかりますが、その代わり1000万円以上1億円以内で借入が可能となるため、新生活などで大きな費用がかかる場合は、担保ありでローンを組む必要もあります。

また、担保ローンの良いところは契約期間が長い点でもあります。本来は1年~5年以内でローンというのは契約が終了となってしまいますが、担保ローンは10年以上でも契約が可能となっています。

ただし、明確な目的がなくても借りられるカードローンとは違い、家の担保ローンなどは目的が不明瞭では借りられないというデメリットもあります。

利用できないケースは?担保ローンで審査に通らないケース

家の担保ローンでもそうですが、資産などを担保にしてローンを組むというのは、昔から可能となっているローンなので、それほど特殊なローンではありません。

ですが、ローンとしての審査基準がありますので、審査基準に一致しないローンでは審査に通らないのです

主に以下のような目的、お使いみちではローン審査に通ることはありません。

  • カードローンの範囲で用いる
  • 事業性資金に用いる

カードローンの範囲というのは、例えばショッピングが該当します。銀行は必要であれば、家の担保ローンの審査も行ってくれますが、不必要と判断した場合はカードローンに切り替える形で審査を行います。

申込を家の担保ローンで行った場合は銀行から電話が入り、「現状のお使いみちでは○○ローンのほうが良いかと思いますが?」と案内されるでしょう。

カードローンであれば、複雑な審査を一切行わず収入にあった金額で借入が行え、家の担保ローンのような厳しい対応もなく用いることができますので、あまり大きな借入でない場合は家の担保ローンを申込んでも、審査してもらえないことがあるのです。

それと、担保ローンやカードローンといったローンでは、事業性資金は除くという制限も定められています。

これから事業を始める際に必要となる資金、もしくは運転資金に該当するものは審査対象とならないので注意してください。

一般的なローンとなにが違う?家の担保ローンを徹底比較

家の担保ローンは一般的なローンと別物と案内しましたが、他にも他のローンと違っている点があります。

特に大きな違いとして知られているものに、家の担保ローンは審査期間が長いという違いがあります。本来であれば1日以内で審査は終了しますが、家の担保ローンは1週間前後かかることが多いので注意しましょう。

なぜ、これほどローン審査に時間がかかるのか?というと、銀行のほうで慎重に審査を行っているからです。

カードローンであれば収入、返済状況などを元にしてカードローン審査を行いますが、家の担保ローンは担保そのものに対しても審査を行います。

そのため必要となる書類も多くなり、結果的に他のローンと比べてローン審査に時間がかかるのです。

さらに一般的なローンと違い、以下についても問題がないかチェックされることが多いです。

  • 現状手を加えていない物件か確認される
  • 他で同内容のローンを申込んでいないか確認される

現状手を加えていないというのは、リフォーム工事などを依頼していないかという意味です。リフォームで物件の価値は変動してしまいますし、また持主の権利についても譲渡する予定である場合は、従来より審査に時間がかかってしまうでしょう。

これは他で同内容のローン(家の担保ローン)を申込んでいる場合でも同じです。

銀行はあまりそのような行為を奨励しておりませんので、大手銀行では審査が中断してしまうケースもあるのです。家の担保ローンで審査を受ける場合、事前に相談をして銀行を決めてから申込するようにしましょう。

申込における注意点!家の担保ローンで知っておくべきこと

今までに、家の担保ローンを使ったことがない人向けの注意点を案内しています。

家の担保ローンの注意点ですが、基本的に金利は低金利で設定されるということを覚えておきましょう

銀行でお金を借りる場合、金利が他の業者と比較して少しだけ高いということがあります。ですが、これは銀行の金利が高く設定されているわけではありません。

実際に金利差では1.0%程度の差が発生していることもありますが、契約約款、もしくは商品概要を公式サイトで確認してみると、この点についても良く理解できるようになっています。

銀行は以下の内どちらかの条件を満たすと、通常より金利優遇する形で契約が組めるようになっているのです。

  • すでに大型ローンを契約している
  • 複数のローンを同時に申込む予定

このような仕組みになっているので、すでに家の担保ローンで契約を組んでいる場合は、生活ローン、カードローンを利用の際に金利優遇されるようになっています。

金利優遇についても1.0%~2.5%の範囲で適用してくれることが多く、総合的に判断すると金利が高いというわけではなくなります。

このようなお得な使い方も存在するので、表面的な金利のみで業者選びを進めないほうが良いでしょう。

金利優遇については大手銀行で対応していることが多く、すでに家の担保ローン審査で通っている際は、他のローンについても審査を甘くしてくれることが多いという魅力まであります。

長期借入も可能!ゆとりある楽天銀行不動産担保ローン

家の担保ローンについて長期借入を目的として申し込む場合、オススメとなるのは楽天銀行不動産担保ローンです。

楽天銀行はカードローンの販売も行っているのですが、金利、契約期間ともに長く人気が高いローンを多く販売しています

さらに家の担保ローンでも契約期間は長いため、中々楽天銀行並みに長期借入を認めているローンは見つからないことが多いです。

業者名 楽天銀行
商品名 楽天銀行不動産担保ローン
融資限度額 3000万円
金利(年率) 3.75%~9.65%(※)
※金利は固定金利、5年毎見直し
お使いみち 自由(※)
※事業性資金は除く
審査基準 下記の条件をすべて満たす必要あり
1.年齢が満20歳以上70歳未満の方(※1)
2.日本国籍を有する方(※2)
3.安定継続した収入を得ている方
4.保証会社の保証を受けられる方
※1 完済時年齢が満80歳未満の方
※2 永住許可等を受けている外国人の方
契約期間 いずれか短いほうの期間
・1年以上、25年以内
・完済時年齢が満80歳となるまでの期間
担保・保証人 不要
保証会社 株式会社セゾンファンデックス

利用者が多い楽天銀行!他の銀行と比べてなにが違うのか

楽天銀行の魅力は商品内容だけではありません。近年では、使いやすさについても評価されるようになっています。

使いやすさというのは、ローン審査、もしくはローン契約後の使いやすさのことです

カードローン審査に関して審査が甘いことで楽天銀行は有名です。他の銀行ではローン審査に1日以上の時間がかかるのですが、楽天銀行は最短60分以内で審査結果が出ますし、他の申込が見られる状況でも申込めるようになっています。

家の担保ローンでも同じような仕組みになっていますので、面倒な思いをしたくないという人は楽天銀行を選ぶと良いでしょう。

補足となりますが、人によっては家の担保ローン審査でかかる時間が違ってきます。前述の短時間でローン審査を終えられるという人もいれば、中々審査結果が出ないという人もいるのです。

なので、すでに複数から借入をされている状態で、他の銀行では審査に通らないという場合では、先に楽天銀行のみで審査を申込むようにしましょう。

このような対応であれば、審査が甘い楽天銀行で正確な評価を得ることができますし、審査に通る可能性も高くなるでしょう。

安心の低金利!中央労働金庫の有担保フリーローン

先に案内しておきますが、家の担保ローンは有担保型ローン全般を指して言います。

なので、中央労働金庫のように有担保フリーローンという名称で販売されていることもあるのです

家の担保ローンという名称で商品が見つからない場合、担保ローンについてメールなどで質問をされておくと、自分好みの業者でローンを組める可能性が高まります。

フリーローンとは

カードローンとは違い、大型の借入に対応しているローンのことをフリーローンと言います。

カードローンはあくまでも個人向け小口融資のことで、フリーローンの場合は、個人以外の目的で貸付を行う場合に適用することが多い借入方法です。

また、介護にかかる費用、家のリフォームにかかる費用など、生活で必要となる大型のローンでは、フリーローンを選択するのが最良とされています。

業者名 中央労働金庫
商品名 有担保フリーローン(不動産担保融資型)
融資限度額 1億円
金利(年率) 変動金利型 2.475%
お使いみち 以下のお使いみちとしてご利用可能
・セカンドハウス
・マイホーム
・教育
・自動車
・耐久消費財
※事業資金、投機目的等にはご利用いただけません
契約期間 最長35年

使いみちに要注意!こんなケースでは使えないこともある

家の担保ローンは、家に関するローンであればなんにでも対応可能というわけではありません。

そのため、審査申込を行ってもまったく審査に通らないケースもあります

以下がそのケースとなっておりますので、以下のケースでは申込をしない、もしくは事前に相談をされてから申込を行うか判断しましょう。

  • 世代を超えて契約する
  • 家に関する借金の返済目的
  • 家の修復など一部分の工事にかかる費用の捻出

銀行の担保ローンを確認すると、商品内容に上記についての案内が見られませんので、家に関するローンであればすべて家の担保ローンが適用されると思ってしまいます。

ですが、契約者は1名と定まっていますし、通常より長期に渡って契約する場合は、契約更新を前提として再審査を受ける必要があるのです。

基本的に、銀行では大手、中堅に関わりなく二世代用のローンを販売していないと理解しておきましょう。

次に家に関する借金の返済なども審査対象外です。人によっては、借金返済中にトラブルに見舞われ返済が難しくなったので、別の銀行で契約を交わし返済時期をずらす人もいるのですが、このようなケースでも利用できなくなっています。

というのも、保証会社の方で返済に関する遅延の対応を行っていますので、契約者はその判断に従う必要があるからです。

さらに家の修復を目的としていても、あまりにも小さい金額では審査対象外になることがあります。

というのも、あまりにも小さい金額の場合は修復を目的とした目的ローンで対応するだけで問題が解決するからです。

家の担保ローンは金利が安いため、なるべく重点的に関連している借金も家の担保ローンに括りつけたいと思ってしまいますが、このような対応をされると返って評価を下げてしまうだけなので、あまりこのような借金に固執せず申込むようにしましょう。

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