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要注意!銀行カードローンの書類審査でNGになる内容とは

銀行カードローンの審査は、大きく分けて書類審査と本審査の2つに分かれています。

書類審査では、最初の利用者の選定を行うもので、それほど厳しく内容をチェックされることはないのですが、書かれた内容によっては、本審査に行く前に契約を断られてしまうこともあります。

どの銀行であっても、書類審査で落とす基準というものが存在します。今回は、書類に記載する内容でNGになりやすいものを解説していきます。職業や収入はもちろん、どういったことを書くと問題になりやすいのかを知っておきましょう。

銀行カードローン書類審査でもっとも重要なのは何か?

カードローン審査では、非常に高額の借り入れでなければそれほど厳密な査定が行なわれれうことはありません。銀行カードローンにおいて、書類審査が果たす役割は、契約者の大まかな情報の把握です。

年齢や職業、ある程度の収入の把握といったことが書類審査で調べたいことです。つまり、その部分で何か不都合がある場合に、真さえ弾かれることになるのです。

書類審査を行う上で前提にあるのは、情報に嘘偽りがないことです。銀行カードローンにかぎらず、全ての貸金業者は、契約者の情報を元に、信用情報機関に照会を行います。

事際、書類に記載された内容と差異があった場合には、書類審査段階で不適切と判断して弾くケースが大半です。債務契約をするのであれば、絶対に嘘を記載してはいけません。

職業や収入の内容で審査に落とされるケースについて

書類審査では、現在の自分の職業を記載する必要があります。といっても細かい分類はなく、大まかに会社員や販売員、営業、事務といった内容で大丈夫なのですが、これを記載しなくてはいけません。

この時、審査に悪影響が出やすいのが、主婦(主夫)、自営業、無職、学生の4つです。インターネットの仮申込みを利用する場合にもこのような選択肢は出てきます。ですが、銀行カードローンでこれらを選択するとその時点で、「ご利用できません」というメッセージが出ることが多いです。

収入の選択肢であっても、200万円以下という選択肢を選ぶと、利用できない旨か、出来たとしても最低金額しか利用できない内容に指定されます。

銀行カードローンの場合、職業の選択肢では、収入が安定して確保できる場合でないとカードローンを利用できないケースがほとんどであると知っておきましょう。そうでない職業についている場合は、銀行カードローンではなく、消費者金融を利用することを勧めます。

銀行カードローンの使いみちは自由なのか

銀行カードローンで借りたお金を何に使うべきかという内容について触れていきます。まず、銀行カードローンで絶対に使えないのが、事業資金と言われる使い方です。

事業資金とは、簡単にいえば企業を経営するために費用のことです。例えば、設備投資や備品の経費、雇っている人の給料にあたる人件費、国に収める税金の財源といったものには使えません。

カードローンとは、あくまで契約者個人が使うための資金でなくてはいけません。同時に、法律に抵触する目的で使うことも禁じられています。例えば、覚せい剤の購入費、違法風俗などの遊興費といったものにも使えません。

この2つ以外であれば、カードローンのお金は何に使っても良いとされています。しかし、実際には銀行に良い顔をされない使い道というのがあります。違法ではないものの、審査で落とされる可能性がある使い道、それが債務返済に充てるケースです。

借金を返すためにカードローンを利用するのは悪いこと?

債務返済のためにカードローンで引き出したお金を使うのは、法律によって禁止されている行為ではないので、厳密には違法性はありません。しかし、この理由を堂々と記載すると、借り入れは間違いなく困難になります。

借金を返済するために新たに別の借金をするような行為を自転車操業といい、この行為はあまり良い結果を生みません。自転車操業は借り換えや債務一括化と違い、一時しのぎ的な意味しかありません。

金利負担を減らすためには、別の方法を取るべきでしょう。良い悪いということは別にして、損な方法であることを理解しなくてはいけません。

まとめると、銀行カードローンの使い道としてふさわしくないのは次の3つです。

  • 企業の経営に関わる事業資金のための借り入れ
  • 違法性のある利用目的
  • 債務返済のための資金としての使い道

銀行はどのような視点で書類審査を見ているのか

さて、ここまでは私達利用者の目線から銀行カードローンの審査について考えてきましたが、ここからは、銀行側から見た視点について解説していきましょう。

銀行にとっては、カードローンという金融商品は、経営をしていくうえでの一種の企業戦略の1つです。知っている方もいると思いますが、銀行はただお金を預かってくれる金融機関ではありません。

銀行にも働いている人がおり、その人達の人件費はもちろん、企業としても利益を出さなくてはいけません。その利益確保の1つが、カードローンなどの融資による利息の確保なのです。

となれば、カードローンにおいて銀行が考える理想的な利用者は、「確実に利子を付けて返済してくれる人」です。誤解してほしくないのは、銀行にとっては、たくさん借りてくれる人よりも確実に返済してくれる人の方が価値が高いのです。

書類審査において銀行が知りたいこと

そうした基準でカードローンの申し込みの書類を見た時、真っ先に重視されるのが、収入の安定性と、過去に金融事故を起こしたことがないかどうかという点です。

身も蓋もないことを言えば、私達がどんな職業でどのくらいの収入を得ているかといったことはもちろん、年齢や生年月日など全く気にしていないでのです。当然非常に高齢の場合や成人したばかりの人は多少考慮されますが、それ以外はどうでもいいと思ってしまっても構いません。

極論としていってしまえば、記載された情報に嘘偽りがなく、安定した収入があると確認でき、過去に金融事故を起こしていなければ銀行カードローンは契約できるのです。

銀行カードローンで重要なのは、収入の安定性(継続性)と過去の金融事故の有無です。このことだけは必ず覚えておくべきことです。逆に言えば、この2つに問題があると銀行カードローンの利用は非常に難しくなるということです。

特に金融事故の履歴がある場合は、リスクを回避したがる銀行の経営方針に合わないことが多く、ほとんどの銀行カードローンは断られてしまいます。厄介なことに、金融事故の有無は書類審査の段階では発覚しないため、本審査で弾かれることになり余計に時間や手間がかかってしまうという点です。

書類審査で落とされたら他の銀行カードローン審査も落ちるのか

最後に、複数にまたがる銀行カードローンの書類審査の特徴についてです。例えば、ある一箇所の銀行カードローンの書類審査で弾かれたような人は、他の銀行カードローンの契約をしようとしても、同じように落とされる可能性が高いのかという話です。

結論から言えば、その可能性が高いでしょう。先述しましたが、カードローンの書類審査というのは、最低限の事しか見られていません。銀行ごとに審査の基準が大きく違うということが少なく、どの銀行であっても、書類選考で審査する観点は似たり寄ったりです。

そんな書類審査で弾かれているということは、その最低限どの銀行もチェックするであろう内容に問題を抱えていることが多く、そのまま他の銀行カードローンを申し込みに行っても、同じ場所で引っかかることが多いのです。

カードローンの利用法の原則として知っておいて欲しいのは、銀行カードローンに落ちたら、他の銀行ではなく、消費者金融カードローンの利用に切り替えるということです。

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