今の時代、手軽にお金を借りられるキャッシングが人気です。クレジットカード機能などはついていない、お金の貸し借りに特化したキャッシングは、現金を必要とする人にはうってつけのシステムです。
その中でも、消費者金融のキャッシングは審査が速く、面倒な手続きもほとんどありません。借り入れも返済も手軽にできて、利用者には嬉しい限り。
たくさんある消費者金融の中、どこで借りますか?金利が低い会社がいいという人もいるし、名の知れた会社がいいという人も。
その中で、「審査が甘い会社は大丈夫?」という疑問もよく耳にします。審査の甘さはおすすめポイントになるのでしょうか、それとも気を付けるポイントなのでしょうか?
消費者金融の特徴は?とにかく素早い利用が魅力!
お金を借りることができる金融機関で有名なのは、今の時代、銀行と消費者金融です。どちらも生活圏内でよく見かけるものですし、CMなども盛んですよね。
銀行と消費者金融の違いは色々とありますが、代表的な違いを見てみましょう。
金融機関 | 審査 | 金利 |
---|---|---|
銀行 | 数日~数週間 | 低め |
消費者金融 | ほぼ即日 | 銀行より高め |
消費者金融と銀行の決定的な違いは、この二点にあると言えるでしょう。審査のスピード、金利の違いに大きな特徴が表れています。
銀行は審査に時間がかかる分、金利が金融機関の中では圧倒的に低くなっています。個人向けのカードローンも例外ではなく、銀行の商品の中では一番人気です。ただ、審査に時間がかかるため、スピードを求める人には向いていないとも言えます。
一方、消費者金融は、審査がとても速いことが特徴です。申し込みから審査を経て、実際にキャッシングの利用を開始するまで、最短で30分程度ということもあるほどです。その分、金利はやや高めに設定されていますが、計画的な利用ができるのであれば、問題ない範囲内です。
金利が高い?誤解されやすい消費者金融
消費者金融は金利が高いと言われています。実際、銀行や信金と比べれば、確かに高めだと言えるでしょう。金利が高ければ利息も増えるので、返済総額が高くなることは仕方のないことですし、利用者にとってはできれば節約したいところ。
しかし、よく考えてみると、「今すぐ現金を用意したい!」と焦るくらいに緊急を要する時、審査に時間がかかり、利用開始まで数日を必要としてしまうよりは、できる限り早く手続きを終えたいですよね。
また、消費者金融も、金利の件は常に気にしています。あまり金利が高すぎると、結局は利用者の心が離れてしまいますからね。
大手の消費者金融では、一定の期間内に全額を返済する場合、利息をゼロとするキャンペーンを行っていることもあります。金利の高さだけで警戒しすぎないで、上手に利用すれば、銀行よりもお得なケースがありますよ。
審査の速さのメリットは?ノーストレスが何より嬉しい!
審査が速いということは、どんなメリットがあるのでしょうか。
- 緊急性の高い出費に対応しやすい
- 数日待たされずに済む
- 続きが最小限で良い
どれも忙しい現代人には嬉しいメリットですよね。急ぎの出費に対応しやすいのはもちろんのこと、すぐに結果が出るため、ストレスのない申し込みができます。その申し込みも手続きが最小限となっていて、準備する書類も身分証明書だけで良いことも。
審査が速い=甘いは間違い!速さの理由とは
審査が速いというと、「審査が甘い」と思ってしまう人もいるかもしれません。実際、そんなに簡単にお金を借りても良いのだろうか?という考えがあれば、そう感じるのも仕方ないのかもしれませんね。
信用情報とは、申込者が過去に借り入れなどの経験がある際、どのような態度で借り入れや返済を行っていたかなどの情報のことです。この信用情報を、消費者金融は知ることが可能です。そのため、お金を貸しても大丈夫な人かどうかを即座に判断できるわけですね。
どこに情報が?信用情報機関でチェック可能!
信用情報は、信用情報機関という場所に登録・保管されています。この信用情報機関は全国に3つあり、銀行、消費者金融をはじめとした各金融機関は、必ずどれかの信用情報機関を利用しています。
このように、審査の速さは信用情報機関の利用が可能であるという理由が分かりました。審査が速い=甘いというわけではなく、むしろきちんとしたデータ照合を行っているのですね。
注意!過去のトラブルもバレる!
信用情報機関には、注意したいこともあります。過去に金融事故を起こしている人は、申し込みの時には要注意です。信用情報機関に金融事故のデータが残っていると、それだけで審査にマイナス影響が出てしまうからです。
- 支払い遅延(延滞)
- 強制解約
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
逆に言えば、一定の期間が経てば、金融事故の情報は消えるということですね。申し込みのタイミングを考える時、ぜひ参考にしてみて下さい。
審査に落ちる理由は?原因はスコアリングにあった
スピーディな審査で便利に利用できる上、申し込み手続きは最低限で済むという消費者金融ですが、やはり審査に落ちてしまう人もいます。正直な話、銀行のように厳しい審査ではないのに、どうしても落ちてしまう人は、それなりに原因があることを理解しておきましょう。
また、審査に落ちた人が、短期間に何社も申し込むことも望ましい態度とはいえず、やはり審査にマイナスに働く可能性もあります。落ちてしまう人はなぜ落ちるのか、その原因を知っておく必要があります。
個人データを点数化!スコアリングシステムの影響
審査の段階で、まず一番に行われることは、個人情報の点数化です。年齢や勤め先、持ち家があるかどうかなどを点数化し、その点数が高ければ高いほど、審査に通りやすくなると言われています。
この点数化をスコアリングと呼び、審査材料、審査通過後の貸付限度額の設定になど、大きな影響を与えるものとなっています。
- 年収が一定ライン以上
- 勤め先が安定している
- 他社からの借り入れが少ない、あるいは無い
スコアリングで高い点数を取る項目の中でも、特にこの3つは重要であると言われています。この3つで分かることは、その人の返済能力と言えるでしょう。貸すからには貸し倒れを回避しなければならないため、やはり返済能力が重要視されるのは当然のことと言えますね。
また、年収に関しては、「低すぎると審査に通らない」と言われています。消費者金融では、一般的に200万円以下は審査に通りにくいという噂もあります。しかし、最近では、貸付限度額を少額に設定するなど、安全策を取った上で、年収が低い人でも審査に通ることがあるようです。
落ちる心当たりがなし…そんな時には初心に戻って
信用情報、スコアリング、銀行よりは厳しくない審査……どれを考えても、どうしても落ちる原因が思い付かない人もいるかもしれませんね。
そんな人に考えて欲しいのは、とても初歩的なことです。申し込みの段階で、個人情報に間違ったことを記入していませんか?氏名、年齢はもちろんのこと、勤務先の名称や電話番号などに書き間違いや入力ミスがないと言い切れますか?
そんなへまはしない!と思っても、申込書を送る時、送信ボタンを押す時、ひと呼吸置いて最終チェックをしてみましょう。数十秒の最終チェックで審査の結果が変わるかもしれませんよ!
選ぶなら大手の消費者金融!申し込みで気を付けることは
今まで消費者金融を利用したことがない人は、一体どこの消費者金融を使えばいいのか、つい迷ってしまうのではないでしょうか。最近は消費者金融の数が多く、CMでよく見る大手はもちろんのこと、地元密着型の中小の消費者金融もたくさんあります。
とはいえ、最初に利用するのなら、名前がよく知られている大手の消費者金融をおススメします。
- サービスが行き届いている
- 審査から融資までの流れがシステム化されている
- 利息ゼロ期間がある
大手だけあって、社員教育は行き届いています。接客やフォローのレベルが高く、初心者でも安心して利用できますよ。お金のやりとりはデリケートなものですから、分からないことが多い初心者のうちは、手厚い接客の方が良いですよね。
審査から融資までの流れが完全にシステム化されているのも、利用者にとっては便利で助かる一面です。画一的な審査基準になってしまうとはいえ、イレギュラーなことが起こりにくいため、ストレスなく利用することができそうです。
とはいえ、全ての大手の消費者金融が、利息ゼロのサービスを採用しているわけではありません。申し込み前にチェックしておきたいポイントのひとつですね。
これはNG!多重申し込みには要注意!
いざ大手の消費者金融に申し込む時、気を付けておかなければならないことがあります。本人としては軽い気持ち、保険のつもりだったとしても、審査においてはとてもマイナス評価になってしまうことです。
- 複数から一気に借りたいのではないか
- そんなにお金に困っているのか
- 返済できないのではないか
複数の消費者金融に申し込んでいる状況というのは、こういった疑いを招いてしまいます。決してそんなことはないと言ったとしても、証明するすべはありませんよね。
これもブラック扱いに…!申し込みは一社ずつ!
また、申し込みブラックは、れっきとした「ブラック」として、信用情報機関に登録されてしまいます。他のブラックに比べれば扱いは軽く、情報の保管も半年ほどですが、それでも不名誉なことですよね。何より、半年間は審査に通らないということになってしまいます。
- 申し込みは一社ずつ
- 複数申し込みたければ一社の結果が出てから次を申し込む
この2つを心がけて、安全に申し込みを済ませるようにしましょう。これさえ守って申込書類に不備がなければ、スピーディでもしっかりした審査に通る可能性が高くなります。まずはしっかり特徴を見据えて、上手に付き合える消費者金融を探していきましょう。