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失業中でも借りれるってホント?キャッシングの基本ルール

失業中ほどお金が必要になることはありませんが、職がないのにお金を借りるのは至難の業です。

でもキャッシングの基本ルールをよく理解していれば、計画的な対処も可能かもしれません。

もちろん幾ら困っている時だといっても、ルール違反や嘘をお薦めするのではありませんよ。今回ご紹介するのは、ルールに則り、正直な申告を前提とした方法です。

失業が珍しくない時代ですので、万が一の時のために是非ご参考になさってください。

なぜ失業中は借りれないのか?収入と借入の重要なカンケイ

普通に考えれば、失業中にお金を借りることはできません。でも再就職までの暫くの間だけでも何とかしたいという方は多いですよね。

先ずは、どうして本人に収入がないとお金を借りることはできないのかをご説明します。

安定継続した収入は借入の原則

どの利用条件を見てもそうですが、キャッシングには安定継続した収入がないと申込めないようになっています。

これは、返済は毎月1回の約定返済が基本ベースになっているからです。これ以外に追加返済も自由ですが、約定返済は絶対的な義務として欠かすことはできません。

月収の定まらない自営業の方が審査に通りにくいのは、安定した返済計画が立てることが難しいからなのです。ましてや失業で収入が途切れてしまっては、正常な返済は期待できません。

「返済を待って欲しい」といった要望も、そう何度も叶えられるものではありません。2ヶ月を超えれば長期延滞=ブラックになり、どこでも借りれない状態が最低でも5年間続きます。

最大の足枷!総量規制

また総量規制も、失業者の審査には不利に働きます。借入上限が「年収の1/3」と決められているため、「年収0円」では貸付上限も0円になってしまうからです。

【総量規制のルール】
年収0円 × 1/3 = 借入可能額も0円に!

これは法律上の問題だけにどうにもなりません。例えば失業中の方が、貯蓄を切り崩したくないのでお金を借りたいと思っても、収入が無ければ審査には通らないのです。これがキャッシングの基本ルールです。

失業前に借りるのはアリ!借りれないけど返せるってホント?

冒頭で失業中は借りれないと言いましたが、既にキャッシングを利用している方が失業した場合、借入契約を継続することは不可能ではありません。

ならば失業する前に審査を受ければ、失業後もそのまま借りれるかもしれませんよね。次にその可能性を探ってみましょう。

申込書内容に変更があれば必ず届出が必要

ところが各社の利用規程を見ると、申込み内容に変更が生じた時には、すみやかな変更届の提出が義務づけられていることが分かります。利用中に失業した時、そのまま借入を続けることはルール違反なのです。

住所変更程度のことならインターネットの会員ページからでも手軽に手続きできますが、勤務先についての変更は年収が大幅に変わることもあるため、場合によっては再審査も必要になってきます。

ましてや失業となると、到底黙っている訳には行かないでしょう。

失業してもそのまま借り続けるとどうなるか?

それにしても、企業が利用者の失業に気付くことなんてあるのでしょうか?在籍確認は審査時に1度済ませればそれっきりですから、こっちが黙っていてもバレないような気がします。

失業がバレるとしたら年収証明書からでしょう。年収証明書は、以下のような場合に提出を求められる可能性があります。もしも嘘をついたことが発覚すれば、場合によっては一括返済や強制解約ということもあるかもしれません。

  • 増額審査を受けるとき
  • 数年毎の更新時
  • その他必要に応じて

ならば失業した時に、すぐ正直に相談すればどうでしょう?その場合、新たな借入はできなくなりますが、後は今まで通り返済が続くだけです。バレた時のリスクを考えれば、やはり正直に打ち明けた方がいいかもしれません。

キャッシング利用中に失業したら?
●黙っておく・・・・・・・・借りれるが、バレると一括返済の可能性も
●正直に申告する・・新たな借入はできなくなるが、返済はこれまで通り

失業中の返済は可能か?究極の返済シュミレーション

つまりお金を借りた後で失業しても、返済さえこなせるのなら特に問題はないということになります。慎重に計画を立てれば、「無理のない返済をしながら職探し」といったことも可能かもしれません。

失業中の返済はこうなる!?

以下のようなケースは、決して珍しくはありません。予想外の失業であっても、相談して計画を立て直し、毎月の返済額を減らせば何とかやっていけそうですね。

1.まとまったお金を借りた
  ↓
2.失業した
  ↓
3.無理のない返済を続けていくことにした

では実際にどんな返済生活になるかを考えてみましょう。プロミス(17.8%)で50万円を借りたとすると、毎月の返済額と返済期間はこんな感じになります。

毎月の返済額 返済期間 返済総額
46,000円 1年 549,288円
19,000円 3年 638,578円
13,000円 5年 746,160円

失業中でも月々13,000円なら何とか返せるかもしれません。但しこのまま返済を続けると5年もかかり、利息総額も20万円を超えてしまいます。でも職に復帰でき次第、追加返済をすればもっと早くに完済できるでしょう。

収入がないとゼッタイ無理なの?無職でも借りれる例外とは

これまでは一般的な失業のことをご説明しましたが、他から収入が得られる方達に限っては、失業中でも問題なくお金を借りれることがあります。

専業主婦なら借りれる?

その例外のひとつが専業主婦です。パート先を辞めてしまっても、主婦の方なら借入先は簡単に見つかりますよ。

但し総量規制のかかる企業だと、手続きがちょっと面倒です。なので専業主婦の方には、総量規制対象外の銀行などの金融機関をお薦めします。

【専業主婦が消費者金融で借りる場合】
・大手業者などでは対応していない
・配偶者貸付という制度を利用して借りる
・配偶者の同意書などが必要
【専業主婦が銀行、信用金庫、信用組合で借りる場合】
・貸付額の上限が設定されていることもある
・専業主婦に対応していない商品もある

年金受給者なら借りれる?

失業中でも、年金を受け取っていればお金を借りれます。但し年金を収入とみなすかどうかについては、企業によっても対応が異なるようです。

【年金受給者が消費者金融で借りる場合】
・中堅の業者なら申込める場合もある
【年金受給者が銀行、信用金庫、信用組合で借りる場合】
・年金しか収入のない人には対応していない商品もある
・年金受給者専用のカードローンもある
このように主婦や高齢者なら、無職・失業中でも何とかなります。勿論アルバイトやパートで稼いでる方が、借入先の選択肢は増えます。その場合も収入は低くても構いませんし、職種や勤続年数も殆ど問題になりません。
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