お金が必要!じゃあキャッシングをしよう!ってなった時に気になるのが、審査に通るかどうかですよね。
特に年収が200万円を切るような場合、キャッシングの申し込みをしても審査に通らないんじゃないか、って心配になる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、年収が200万前後の人はキャッシングができるのか、どんな条件ならいいのか、借りられるとしたら、いくらくらい借りられるのかということについてまとめてみました。
働いていれば大丈夫!?審査は「安定収入」が重視される!
金融会社が審査をする時に、重要視するのが、「この人は借りたお金を返済していけるのかどうか」ということです。それを測るのに収入は、とても大事そうに思えますよね。
でも、単なる収入じゃだめなんです。まずは、「収入」と審査についてのポイントをみてみましょう。
鍵は「安定」!?不定期な高額収入よりも低くても安定収入!
銀行系・消費者金融を問わず、申し込みの条件として成人であることはもちろん、もう一つの条件として「安定した収入」があることを条件にしている会社がほとんどです。
安定した収入、というのは金額に関わらず、毎月同じ位の金額の収入が、安定して変わらずあるということです。
返済してもらわないといけない、ということを考えると、毎月安定収入があることはとても重要な事です。
例えば、収入が月に10万、100万…などとばらつきがあって、最終的な年収が500万の人がいるとします。
月によっては収入は0円だけど、お金を借りたい、という人が、ちゃんと毎月お金を返してくれると、信用できるでしょうか?
こういう人に貸すよりも、毎月しっかり働いて安定して月収25万稼いでいて、年収が300万の人にお金を貸したいと思いませんか?ちゃんと返してくれそうですよね。
金融会社は年収そのものを申し込み要件に入れない場合も多く、安定した収入を重視しているんですね。
パート・アルバイトでもOKなら年収200万もOK!
パート・アルバイトの収入と言えば、だいたいが月4~15万程度となる人が多いでしょう。月15万だと、結構稼いでる方ですね。
すると、年収は48万~180万円となります。
お気づきでしょうか、年収200万円を切っていますが、申し込みOKということになります。
つまり、年収200万前後でも、十分キャッシングはできる、ということなんですね!
パートでも正社員でも「安定」が一番重要!
パート・アルバイトでも申し込みOKな会社は多いですが、もちろんそこには「安定した収入がある」というのが、大前提になります。
基本的に収入が安定している正社員にかぎらず、パート・アルバイト・契約社員・派遣社員であっても、毎月変わらずに継続して安定した収入があるということが重要なのです。
先にも触れましたが、金融会社が重要視しているのは次の点です。
- 安定した収入がある
- 継続して返済金を支払える
毎月安定した収入さえあれば、例え小額ずつでも、安定して返済金を受け取る事が可能です。金融会社は、安定収入があることで、返済能力の有無を見ているんですね。
年収の金額そのものよりも、収入が安定していること。ここが重要なのを、押さえておくと良いでしょう。
「過去の借り入れ履歴」は年収よりも重要?!
審査が通りやすくなる・通りにくくなるポイントは年収だけではありません。年収の他に、何が重要視されるのかチェックしましょう!
返済できるかの判断材料!職業や過去の履歴も重視される!
年収はもちろん、審査において大きなウェイトを占めますが、次の点も大きく左右されます。
- 職業
- 勤続年数
- 過去の借り入れ履歴
- 過去の借り入れ総額
この他にも細かく、固定電話があるかどうか、持ち家かどうか、居住年数、世帯人数なども審査の対象に入ります。
例えば持ち家があればある程度、蓄えがありそうだから返済はできそうだとか、独身で家族と同居なら自由にできるお金が多くて返済に困らなさそう、などの判断ができます。
これらは全て、「返済を安定してできそうかどうか」ということを判断しているのです。
一番審査に通りにくくなるのは「過去の履歴」の事故!
年収や職業などの重要ポイントを押さえて、一番審査に通りにくくなるのは何でしょうか。実は、「過去の借り入れの履歴」です。
過去に借り入れをしていて、延滞なく完済しているなら問題ありません。むしろ信用が上がるので、審査に通りやすくなります。
逆に、過去の借り入れで、延滞があったり、自己破産していたりするとどうなるでしょう。そうです、これが一番審査に通りにくくなります。
自己破産していると、ほぼその後の審査は10年程度は通らないので問題外ですが、延滞でも信用が下がり、審査に通りにくくなってしまいます。
この過去の借り入れでの事故記録は、ある意味年収よりも重要視されるポイントなのです。
職業はお硬い職ほど有利!パートやアルバイトは!?
職業は、お硬い職ほど実は有利です。公務員や医者、弁護士などが審査が通りやすい職業になりますね。
その他にもいろいろな職がありますが、残念ながら、パートやアルバイトの場合は、職業の中でも信用ポイントが一番低くなってしまいます。
ですが、パート・アルバイトでも申し込みOKの会社もありますから、そこは悲観しないでください。
パート・アルバイトOKの会社では、職業の次に重要視しているのが、勤続年数です。
パートやアルバイトでも、勤続年数が長ければ長いほど、気軽に無職にならず継続して返済できそうな人だと判断してくれますから、審査に通りやすくなりますよ。
ぶっちゃけいくらまでなら借りられる!?
年収200万円だと、ぶっちゃけいくらまでお金が借りられるんでしょう。正直、いくらあっても足りないけれど、上限がありますよね。
年収1/3までの壁!消費者金融では「総量規制」がある!
消費者金融で借りられるお金は、貸金業法によって年収の1/3までと定められています。これを、総量規制といいます。
【貸金業法と総量規制って?】
昔は年収に関係なく、お金を借りることができたので、キャッシング破産をする人も多かったです。そんな状況を打開し、借り過ぎを回避するために制定されたのが、貸金業法の総量規制です。
総量規制は銀行系カードローンは規制の対象にはならず、消費者金融であれば、複数の会社から借りていても、全てを合算した金額が規制対象となります。
ちなみに、総量規制いっぱいまで借りている人は、その後の審査はもちろん通りませんので、気をつけてくださいね。
銀行のカードローンや、消費者金融でも複数社をまとめるおまとめローンなどについては、総量規制の対象外ですが、どんなにお金が必要でも、消費者金融では通常は年収の1/3までという壁があるのを覚えておくと良いですね。
総量規制ギリギリいっぱいまで借りたい!借りれる?!
答えは、NOです。実際には年収200万程度であれば、借り入れの金額は10~20万円程度がせいぜいで、総量規制のぎりぎりまで上限枠を上げてくれる、ということはありません。
年収200万円=月16万強の収入で、実際の手取りは13万円程度ですね。60万円を5年ローンで借りたとしたら、実際の返済はどのようになるでしょうか。
無利子で借りたとしても、月1万円の返済が必要になります。
13万円の手取りの中から、家賃、食費、光熱費、交際費など諸々を考えると、ローン1万円は大金です。いずれは返済が破綻する可能性もありえますね。
小額なら貸付もできるけど、高額は貸せない、危ない橋は渡れない、というのが金融会社の本音です。
それでもやっぱり上限拡大したい!どうすればいいの?
融資枠が10万ぽっちじゃ足りない、どうしても枠を増やしたい、という人もいるでしょう。
そういう時は、複数社を利用するのも手ですが、複数の会社を申しこめば申し込むほど、審査に通りにくくなるという悪循環にはまってしまいます。
それよりも確実な方法が、信用を積むということです。
単純に、同じ会社で借りて、延滞なく返済する。これを続けるだけです。
信用を積めば、金融会社の方から融資枠の拡大を勧誘してくることもありますし、こちらから金融会社の方へ枠拡大を申請しても、審査が通りやすくなります。
勤続年数や過去の履歴などもそうですが、枠拡大も審査も、コツコツとしっかりきっちり返済を変わらず続けていくことが鍵なんですね。
年収総額よりも「安定収入」や「過去の履歴」が重要!
年収200万でも借り入れができる!と、お分かり頂けましたでしょうか。
年収200万でも借り入れはできますが、年収だけが審査のポイントではなく、過去の履歴で延滞があると途端に審査に通りにくくなります。
また、勤続年数が短かったり、安定収入ではなく、不定期収入の場合だと途端に審査に通りにくくなります。
年収が少なくても借り入れは可能ですが、残念ながら借り入れできる枠は総量規制の枠に関わらず少ない上、他にもネックになるポイントがあることを覚えておいてくださいね。