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お金を借りる前に知っておこう!ローンの審査の内容とは

カードローンにてお金を借りようと思うと、必ず審査があります。これは、申し込みした人がお金を貸した後、きちんと返してくれるのか、急に連絡が取れなくなるような事態にならないかどうかなどをチェックすることです。

その審査ですが、初めての方だとどのようなことが行われるのか、何をすればいいのかわからないでしょう。下手をすれば失敗をして、お金が借りられなくなる可能性もあります。

初めてでも慌てず審査に対応できるよう、基本的なことは知っておくと困りません。そんなカードローンの審査の基本的な内容を一通り説明します。

お金はすぐに借りられるわけではない!必ず審査がある!

自動車ローンや住宅ローンと違って使用理由が自由なカードローンは、いざと言う時、大変重宝するものです。これは消費者金融でも銀行でも同じでしょう。

しかし、このカードローンですが、早々すぐに借りられるとは限りません。審査があるのです。審査があるという点では、他のローンと同じと考えていいでしょう。

審査の目的は貸したお金の返済ができるのかの見極め!

借りる立場としては、場合によってはすぐにお金が必要ということもあります。そして、審査という過程は、借りられるまでの間を考えるととても面倒に感じます。

しかし、必ず審査が行われる理由は、お金を貸した人がきちんと返済できるかどうかを見極める必要があるからです。

貸す立場である消費者金融や銀行は、借りる立場になる申込者がどういう人かわかりません。本人がいくら「きちんと返す」と言った所で、その人となりがわからないため、信用できる人間なのかどうか、その言葉を信じていいのか、判断できないのです。

その為、言葉は悪いかもしれませんが「本当にきちんと返済できるのか」「都合が悪くなると逃げたりしないか」という点、所謂人として信用に値する人かどうかを、審査をして判断するのです。

誰だって「お金を貸して」と言いながら、きちんと返さずにいる人にはお金は貸したくないはずです。況してや、会社や銀行はその返済に組み込まれている利息が利益に繋がるのです。返済してもらえなければ、極端な言い方ですが会社は倒産してしまいます。

不本意でしょうが審査に通らないということは、その人は返済がきちんとできないかもしれない、と不安要素が残っていると判断されるということです。

即日審査から数日まで…。金融機関で審査時間に違いがある

お金が緊急に必要な場合、審査にあまりにも時間が掛かると困ります。ある程度掛かる時間がわかっていれば、そのように対応することができるはずです。掛かる時間を知っておくと困りません。

消費者金融 即日融資が増えている。
申し込みや手続きに郵送があると1週間は掛かる。
銀 行 基本的に消費者金融よりも時間が掛かると考えた方がいい。
1週間から、場合によってはそれ以上掛かる事が多い。
銀行の規模が小さい方が、時間が掛かると考えていい。
最近では即日融資の所もでてきた。

大まかに言うと、消費者金融と銀行では審査に掛かる時間はかなり違います。消費者金融の方が対応は早く、銀行の方が時間が掛かることが多いです。

また、審査の厳しさも消費者金融の方が、銀行よりも通過率は良いです。

  審査の通過率
消費者金融 40%台
(大手の方が通過率が良い)
銀 行 20%台
意見によっては15~20%という話もある

あくまで全体的な話で、個々の業者によって差はあります。これは審査内容の判断基準がそれぞれ違うことにも関係しています。

ネットだと早い!申し込み方法によっても掛かる時間が違う

消費者金融の方が銀行よりも審査の結果が出て、融資までの時間が早いと言いましたが、申込方法によっても時間の掛かり方が変わります。

インターネット
スマートフォン
24時間受付
即日融資が可能
申し込み時間帯によっては翌営業日以降対応
携帯電話
電話
24時間受付とそうでない所がある
即日融資が可能
申し込み時間帯によっては翌営業日以降対応
自動契約機 営業時間が限られている
即日融資が可能
申し込み時間帯によっては翌営業日以降の対応
郵 送 書類取り寄せは24時間対応が可能の所もある
郵送の場合、送付から融資までおおよそ1週間かかる
場合によっては以上かかることもある
窓 口 即日融資可能だが営業時間が限られている為、後日の融資になる場合も多い

インターネットは24時間稼働のため、その普及のお陰で24時間受付が増えました。またすぐに対応できる業者に人気が集中するため、即日融資をする業者が増えています。

銀行でも地方など規模によっては、まだ即日融資にまで辿り着けていない所もありますが、それでも消費者金融の即日融資にひっぱられているのか、すぐに対応してくれるところは大手を中心に増えています。

申し込みから融資までの手順も基本的には一緒?

いろいろな申し込み方法があるのはわかったのですが、審査を経て、融資に辿り着くまでの流れも大よそどこも似かよった形です。

しかし、申し込み方法によって、流れも多少なりとも変わってきます。

インターネット・スマートフォン・電話・携帯電話での申し込みの流れ

申し込む
↓仮審査
仮審査の結果連絡がメールや電話でくる

在籍確認
本人確認や所得証明書などの書類提出(アプリ・写真データのメール送付・FAXなど)

契約完了
カード発行・振込

一番多いパターンと言えると思います。

自動契約機の場合は、契約機設置場所に訪れて、契約完了までそこで全て行われます。その為、暫く契約機の所で結果を待つなどの時間はいりますが、上手くいけば1時間掛からずに融資可能となります。

郵送の場合の申し込みの流れ

申し込みをする(電話やFAX・店舗設置の申込書など)

申込書が郵送されてくる(すでに手元にある場合は省略)

申込書を記入し、本人確認書類と一緒に送付する

審査結果の連絡(電話・郵送)

カード・契約書が送られてくる
契約完了

審査結果がわかる前にカードが送られてくるところもあるのですが、その場合は、まだカードは使えなく、最終契約が完了してから初めて受け取ったカードが使えるようになるパターンもあります。

どの方法においても、担当者とメールか電話でやりとりが発生してくるはずです。

属性と個人情報?審査ではこんなにもチェックされる

肝心の審査の内容ですが、いくつかあります。それら全てにおいて問題がなければ契約し融資してもらえることになります。

初めての場合は、こうやって項目を見るとハードルが高い様に感じるかもしれません。

しかし、誰もがみんな通る道ですし、金融機関側としては通常業務の中に組み込まれており慣れているので、手早く対応してもらえますので、心配することはありません。

審査内容

  • 属性(申込用紙の記入内容を審査)
  • 個人信用情報(信用情報機関にて紹介)
  • 在籍確認(電話で確認)
  • 本人確認(書類を提出)
  • 所得証明(書類にて確認、融資額により書類の提出の必要・不要が変わる)

最初の審査ですが、金融機関によっては仮審査という言い方をしています。

まずは属性をチェック!年齢や年収で融資かどうかを見る

一番最初に行われる事は属性の確認です。

属性とは
個人の情報や年収を含めた勤め先の情報、家族構成なども合わせ、属性として審査項目の対象に組み込まれています。

個々の内容

  • 個人の情報(名前、住所、連絡先など)
  • 勤め先の情報(会社名、会社の規模、勤続年数、年収、勤務形態、職種など)
  • 家庭の情報(家族人数、持ち家の有無、住居年数、家賃や住宅ローンの有無や金額など)

これら一つ一つをスコアリング(点数化)して、コンピューターで融資可能かどうか、機械的に判断されます。

金融事故があると借りられない!個人信用情報機関に照会

カードローンは通常、担保や保証人をつけません。(保証会社が保証する形)しかし、実際にその人に融資をした場合、きちんと返済できるのかどうか、他人にあたる金融機関はその人となりを知らないのでわかりません。

代わりに、今までのその人の過去の融資がどうだったか、クレジットでも延滞を起こしていなかったかの経験である過去情報を信用情報として審査の判断にしています。

その個人信用情報は、「個人信用情報機関」という、それぞれ金融機関が会員登録し、情報共有をする機関に登録されています。

信用情報機関

  • 株式会社日本信用情報機関(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター

一番下の全国銀行個人信用情報センターは銀行対象の情報機関で、JICCやCICは主に消費者金融会社やクレジット会社などが対象の信用情報機関です。

それぞれ会員登録している信用情報機関に各金融機関に申し込みや融資があった個人の情報から融資に関わる情報までを提供し、情報共有できるようにしています。

もちろん、3つの情報機関も情報交換できるようになっています。

各金融機関は、個人からの申し込みがあった時に、その信用情報機関に登録されている情報を照会し、例えば過去に延滞を起こしていた、現在他社にいくつか借入があるなどの情報を審査判断の材料とします。

信用情報機関に照会し、過去に債務整理を行っていたり、他社借入が多数などの情報があった場合は、審査に落ちる可能性があります。

在籍確認と書類提出も!借りられるまで油断は禁物!

属性と個人信用情報の照会が審査の第一段階になり、仮審査と言われているのは大抵ここまで行われ、融資するかどうかの判断がまずされます。

その後ももちろん確認的にいくつかのチェックが入り、漸く契約へと辿り着きます。

在籍確認は収入があるかどうかの確認に繋がる!

在籍確認は、申告した内容通りに会社に勤めているかどうか、電話で確認することです。

審査の段階で担当者が会社に電話をし、申込者がきちんと会社に在籍しているかどうかを確認する作業になります。

これは、つまりきちんと働いていて安定した収入があるかどうかの確認に繋がるのです。イコール返済できると判断されることになります。

もちろん、籍があるかどうかなので、電話をした時にその場におらず、電話を受けた人が「今、席を外しています。」と受け答えしただけでも確認が取れたとします。

その電話ですが担当者が個人名で電話をすることによって、消費者金融からとわからないようにしてくれるので、会社の人にばれる心配はありません。

書類提出は本人確認書類のみ?所得証明は必要に応じて

本人確認書類は、カードローンだけでなく、他のあらゆる場面でも多く使われるので言うまでもないかもしれません。

本人確認書類で必要なもの(一例)

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証

これらは最終確認として提出が必要なので、先にコピーを用意しておいたり、手元にもっておくとスムーズにことが進みます。

気をつけなければいけないのは、機械に読み取る場合です。画像がぶれたりしたらその分審査に遅れが生じるので、これはコピーも同様ですが、しっかり文字や画像がわかるようにしましょう。

収入証明書に関しては、融資額により変わってきます。

基本的に消費者金融の場合、50万円まで、または他社含めて100万円までは収入証明書は不要です。それ以上の融資額になると必要なので、多額の金額を借りたい場合はやはり先に用意しておくと、審査が滞りなく進みます。

所得証明書の一例

  • 源泉徴収票
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 確定申告書
  • 給与明細書

いろいろありますが、給与明細書に関しては、間近なもの、金融機関によっては2ヶ月分やボーナス分の提出を求められることもあります。

心配不要!金融機関によって審査の基準に違いがある

順序を追って行われる審査ですが、それぞれの段階でチェックされる項目がいくつもあるので、気を引き締めて臨む様にした方がいいと思います。

もちろん、属性が悪くて最初に審査に落ちたとしてもすぐに諦める必要もありません。

消費者金融にしても大手と中小規模の会社では審査通過の基準が違います。銀行は、消費者金融よりも審査が厳しいと言われていますが、やはり審査の通過基準は違うので、どこに自分が通過するかはわかりません。

どの金融機関でも、「余裕で審査に通った。」「ギリギリだった。」など、どのラインで審査に通るかどうかは教えてもらえません。況してや、審査に落ちたとしても理由は教えてもらえないので、それこそ申し込みしてみないとわからないのです。

ここにあげた審査の内容も一般的に知られている情報のみで、個々の金融機関については細かいことはわからないのが事実です。

だからと言って闇雲にあちこち申し込むと、その申し込みしたという情報も信用情報機関に登録されて、「この人はあちこちに申し込むほどお金に困っている。」と返済の心配から審査に落ちてしまう可能性もあります。

できればこの情報をかわきりに情報を集めて審査に臨むと、少しでも審査に通過する可能性が上がるでしょう。

もちろん、一番大事なのは、1度落ちてもすぐに諦めないことです。どこかに自分にあった金融機関があるはずです。

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