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あくまでも目安として?カードローン自動審査の役割とは

カードローンの申し込みは、慣れない人にはとても勇気がいるものです。特に初めての場合、「もし審査に落ちたらどうしよう。」と不安になることでしょう。

初めてでない場合も、他社の借入があったのなら「審査に落ちるかも?」と申し込むのをためらうかもしれません。

しかし、まずは自動審査からチャレンジしてみるのも一つの手です。自動審査では、3~5項目入力するだけで、融資可能かどうかがわかります。

とはいえ、その自動審査もどういうものかよくわからないと、心配な方はそれすらもなかなかやってみる勇気が湧かないかもしれません。そもそも自動審査とはどういうものなのでしょうか。

ハードルの低い簡易的な審査!それが自動審査

お金が必要になった時にインターネットで消費者金融を探す人は、「お借入診断」なるもののバナーやページを見たことがあるのではないでしょうか。

見ればわかると思いますが、これが、融資が可能かどうかが簡単にわかる自動審査になります。今は、表現としては「簡易診断」という形になっています。

大抵は3~5項目の入力項目があり、入力して「診断する」をクリックするとすぐに融資ができるかどうかの回答が出ます。

「簡易」となっている通り、とても簡単で何の負担もなく融資できるかどうかがわかります。名前を入力する必要もなく、安心して試すことができます。

この「簡易診断」となっている自動審査ですが、あまりにも簡潔すぎて逆に「大丈夫かな?」と思うかもしれません。

言葉通りあくまで簡単な診断となっているので誤解しない方がいいでしょう。誤解を招き易いからか、「審査」という表記も、今はほとんどしていません。

お互いの労力や不安解消のためにある?自動審査の目的は

自動審査にはいくつかのメリットがあります。

  • 労力や時間の負担を減らす。
  • 申し込みの情報が信用情報機関に必要以上に登録されない。
  • 申し込みに対するハードルを下げる。

この簡易的な自動審査があるのは、借り側(申し込み者)、貸す側(金融機関)、双方の労力や時間の負担を減らすのが、大きな理由の一つになります。

金融機関から見たらどう見ても融資が無理な人も、本人からすればそのことを知らないから、「借りられるかもしれない」と思って申し込みをします。

しかし、結果はやはり審査に通らなかった。となると、金融機関としてもある程度わかっていて審査をするのは、言葉は悪いですが時間の無駄になります。

もちろん申し込みをした方も知らなかったとはいえ、やはり時間と労力の無駄になってしまいます。特に急いでいる場合は、このロスは大きいです。

そんな時のために自動審査があります。あくまで目安にすぎないのですが、この自動審査があるだけでもそういった労力は省けます。借りる側も審査に通るかどうかの不安な時間を過ごさずにすみます。

お互いの労力省略や時間ロスと不安の解消になる。これは自動審査のメリットと言っていいと思います。

金融機関だけでなく、申込者にもメリットはある!

また、自動審査では信用情報機関に記録されないので、その点も安心して入力できます。

他にも、この自動審査という一段階があるからこそ申し込みに踏み出してみよう、という方もいます。

消費者金融に融資の申し込みをするというのは、意外に勇気がいるものです。しかし、この自動審査の一段階があることによって、取り組みやすくなります。

これらの申込者の視点で見ても、自動審査はメリットがあると言えます。

審査項目は3~5個?金融機関によって違う自動審査

実際の自動審査はどのようなものでしょうか。3~5個の質問項目があると言いましたが、主に、生年月日や年収、他社借入に関する項目です。

もちろん金融機関によって若干違います。また、手軽に試せるような「○○診断」の表記なっている所が多いです。しかも、簡単にできることがわかるように「○秒」という時間まで入っている所もあります。

金融機関名 表 記 入力項目
アコム 「3秒診断」 年齢
性別独身既婚
他社の借入状況(件数・金額)
プロミス 「お借入診断」
(3項目の入力で簡単3秒診断)
生年月日
年収(税込)
現在の他社借入金額
アイフル 「1秒診断」 年齢
雇用形態
年収
他社借入金額
モビット 「お借入診断」 生年月日
税込年収
現在他社借入金額
バンクイック
(三菱東京UFJ銀行)
「お試し診断」
(3秒で診断)
生年月日
性別独身既婚
保険種類
他社の借入状況(件数・金額)
レイク 「お借入診断」 生年月日
本人年収(税込)
他社借入件数
現在他社借入金額

重要視されるのは年齢と他社借入、そして年収は?

それぞれの自動審査の項目を見てもわかるように、必ず項目としてあげられている項目があります。

  • 年齢(生年月日)
  • 他社借入(件数、金額)

年齢に関しては、融資の条件として大抵が満20歳からとなっており、また上限もそれぞれ金融機関によって違いはあるものの、決まっています。ですので、年齢はすぐに融資できるかできないかがわかる項目になります。

また、他社借入ですが、これもそれぞれの金融機関によって判断のラインは違うものの、大抵は許容範囲が決まっています。ちなみに審査の時には、他社借入の場合、金額より件数を重視しているといいます。(当然、多い方が不利)

その為、簡易診断の項目に入っていると考えていいと思います。

年収に関しては、審査の大きなポイントになっているので多くの金融機関で項目にあります。

ただし、年収が多いから返済ができるとは限りません。年収が多くても、他社借入が多かったり、元々の出費が多ければ意味はないのです。

重視する意味はあるのですが、必ずしもそれだけではないので難しい所かもしれません。

安心して入力できる!自動審査の内容は記録されない

メリットの所でも触れましたが、通常、金融機関に融資の申し込みをし、審査を行った場合、その内容も含めて審査が行われた事実が信用情報機関に記録されます。この記録は6ヶ月ほど消えないとされています。

例えば1社目の審査に落ちて次の金融機関に申し込みをした場合、信用情報機関に照会することで、1社目の申し込みの内容が2社目に伝わります。

これがいくつも重なって、申し込みをあちこちでしているとしたら、金融機関の方は、「この人は多く申し込みをしている。これはお金に困っているからだ。」と判断され、余計に審査に落ちてしまうことに繋がってしまいます。

あちこちの金融機関の審査に落ちる前提ではないのですが、やはり、できればそのあちこち申し込みをした事実が信用情報機関に記録として残らない方がいいに決まっています。

「簡易診断」なる自動審査では、この事実と内容が信用情報機関に記録されることはありません。

場合によっては、「どのような人が、お金が借りられるのだろう。」と、いろんなパターンを仮定で入力してみるのもありなのです。記録に残らないから安心して数字を入力するができます。

逆に「他社借入が何社までなら大丈夫なのだろう。」といろいろやってみるのも有りかもしれません。

嘘を入力したら意味がない!申し込みの入力は正確に

この自動審査は確かに仮定の内容を入力して試すことはできます。もちろん、きちんと知る意味でも自分の現在の状況をきちんと入力してから、改めて申し込みをするものではありますが…。

ただ、忘れてはいけないのは、この自動審査の内容があくまで簡易の審査だということです。

と言うのは、実際の審査に臨む際には、きちんと正しい情報、内容でもって申し込みをしなくてはいけません。

自動審査で融資可能となったから、この自動審査の内容で申し込んだ方が審査にも通る、と嘘の内容を入力して実際の申し込みをしてはいけません。

実際の申し込みの段階で、嘘で申し込みをしてもそれは必ず分かってしまいます。先に触れた「信用情報機関」は、他社借入の現状もわかります。そこで記録を照会するので嘘はすぐにばれてしまうのです。

自動審査が終わって実際の審査に臨む際は、必ず正しい数字や内容を入力しましょう。

これは簡易審査とは別?申し込み後に行われる自動審査とは

自動審査ですが、今まで説明したのは「簡易診断」として各金融機関のホームページに設置されているものです。

しかし、それとは別に申し込みの段階での自動審査になるものもあります。こちらの方は、質問項目も先ほどの簡易診断よりも細かくできています。

当然、その分の精度はよく、仮審査としての役割をも持っています。プロミスとモビットにその機能はついています。

今は融資の審査の第一歩はコンピューターが各項目を内容によって点数化し、それら1つ1つの点数の総計で審査通過の判断が下されます。これはスコアリングと言って、大手消費者金融を中心に多くの金融機関が行っています。

コンピューターが行っているということで、精度の良い自動審査がそのまま仮審査となって次につながっているところもあります。

あくまで目安で実際にはやってみないと審査結果はわからない

仮審査となっている自動審査は兎も角、「簡易診断」となっている自動審査は、とても手軽で融資の申し込みの取っ掛かりになります。時間も秒単位で結果がでるので余分な時間も掛かりません。

これで融資が可能か不可能かがおおよそわかるので、審査に落ちる可能性が大きいのに申し込みをして時間をロスしたり、余計な不安を持つことがなくなります。

ただし、これはあくまで「簡易診断」なのであって、本当の意味での審査にはなりません。だからこそ、信用情報機関に記録が残らないのですが・・・。

ですので、簡易診断で融資可能となったとして、実際の審査では落ちることもありうるのです。

例えば、過去の金融事故を起こしていた事実は、簡易診断には項目としてありません。しかし、絶対とは言いませんが、かなりの確率で金融事故を起こしていた人は審査に落ちます。

これはあくまであらゆる面で判断される審査なので仕方がないでしょう。実際に、在籍確認という最終段階で審査に落ちることだってあるのです。

「簡易診断」である自動審査はあくまでも目安であって、絶対ではないことは頭に入れておく必要があります。

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