カードローンは年金生活中でも利用可能となっていますので、大手銀行や大手サラリーマン金融を通じて借りることも可能です。
年金生活中であっても、カードローン審査そのものを行ってもらえないということもありません。
つまり、大手の利用であっても審査対象者と認められている場合は、年金生活中の借入として、通常通りの申込みが可能となっているのです。
今回はそんな高齢者、年金生活中の方を対象としたカードローンについて案内していきます。
大きな借入ほど銀行がオススメ!銀行が人気の理由
カードローンというのは、大手銀行ほどカードローン審査が厳しいと思われています。
昔は年齢によってはカードローン審査に通らないこともありましたが、今では以下のような事情もありカードローン審査に通る人が増えています。
- 対象年齢が引き上げられた
- 保証会社が審査対応を行っている
通常ではカードローン審査の際に、信用が弱い人では担保・保証人を求められることがあります。
ですが、今では保証会社ありでカードローン審査を受ける場合、担保・保証人が不要の状態でカードローン審査を申し込めるようになっているのです。
昔はこのようなサービスがありませんでしたので、担保・保証人が必要と言われて用意できない場合は、審査申込が中断となり終了となっていました。
ですが、今では対象年齢が「60歳未満から70歳未満までに引き上げられた」ため、銀行やサラリーマン金融によっては65歳以上でも審査OKとなっています。
サラリーマン金融の場合、保証会社なしで審査を行う形となっていますが、銀行カードローンと同じで担保・保証人を求められるケースが減っていますので、その点も安心して申し込めるようになっているのです。
こんな場合はサラリーマン金融!借りすぎる心配もまったくない
大手銀行は「低金利」でカードローン契約が結べるようになっているので、今ではカードローンというと銀行を指していることが増えました。
ですが、なにもかもサラリーマン金融は銀行より劣っているわけではありません。
以下の点で高い評価を受けていますので、このような利点があるのであれば使っても良い・・・とお考えの方は、サラリーマン金融でカードローン契約されてもあまり損をしないでしょう。
- 信用が弱い人でも審査が甘い
- 審査時間が最短30分以内
- 即日融資に対応
銀行カードローン審査はサラリーマン金融の審査とは違い、ちょっとだけ特殊な審査基準が設けられています。
そのため、今までにカードローンをまったく利用されたことがない、もしくは銀行口座を開設されていない場合は、カードローン審査を申込んでも審査に通る可能性が小さくなってしまいます。
つまり、これからカードローンをとりあえず素早く契約したい、すぐに利用したいという場合は、銀行よりサラリーマン金融のほうが相性が良いのです。
借りられないケースもある!借入前に知っておきたいこと
年齢によっては借りられないケースもありますので、年金生活をされている方は気をつけるようにしてください。
主に以下に該当するケースでは、審査が甘いとされているサラリーマン金融でも審査が厳しくなることが多くあります。
- すでに他社から借りている
- 返済でトラブルが発生している
- 年齢制限に引っかかる
すでに他社から借りているというのは、件数にして「2件以上」で厳しくなりやすいとされています。
1件で少額を借りていると、年金生活中ではカードローンを組めなくなるというわけではありませんので、小さなローンを組まれている際は、相談を行ってからカードローン審査を申込んでみましょう。
次に返済トラブルというのは、「返済の遅延、もしくは長期で返済を滞納されている」場合が多いとされています。
このようなケースでは、どこでカードローン審査を申込まれても審査に落ちてしまうでしょうし、先に返済分を完済されてから新規申込を行いましょう。
年齢制限に関しては、銀行やサラリーマン金融で厳しい対応を行っていますので、69歳未満という制限がある際は、69歳以上では借りられないと思っておいたほうが良いです。
安定した借入の実現!そのために対処しておくべきことは?
カードローンでもそうですが、年金生活中の借入というのは意図的に安定した借入に変える方法も存在します。
カードローンでもそうですが、利用をされていると契約中の利用記録が残るようになっていますので、このような記録が元になって信用の評価につながっていく・・・と思っておきましょう。
他にも以下のような利用をされていたほうが、実は銀行やサラリーマン金融では高い評価につながることがあります。
- 複数人で同一のローンを契約
- 定期的に借入が見られる
- 安定した返済、完済が確認できる
複数人で同一のローンというのは、例えば家族や夫婦で同一のローン契約を結んでいる場合を言います。
先ほどの利用記録にそのことが記録されていきますので、長く利用されている人ほど安心して貸し出せる・・・と判断されるのです。
近年では、銀行でファミリー向けカードローンの販売も行われていますので、このようなカードローンで信用を上げていくのも1つの手段でしょう。
家族で1枚のカードローンを共有できるタイプのカードローンを、ファミリー向けカードローンと言います。
従来のカードローンより金利が安く、契約者として登録されている人が親という扱いになります。
共有して利用できる人は子となりますが、親より利用制限が著しいという特徴もあり、親に利用範囲に関する権限が付与される仕組みになっているのです。
また、ローンの利用で信用を得るテクニックとして、「意図的に利用する」というものがあります。
ローンは借りてからまったく利用歴が見られない場合、かえって信用を落としてしまいますので、無理にローン契約をいくつも組むのは良くありません。
なので、そのようなローンは完済後に解約しておき、本命のローンを定期的に利用したほうが評価が良く上がっていくのです。
審査に落ちるケース!審査を申込んでも必ず落ちてしまう人の特徴
カードローン審査というのは、本人の理解を超えてカードローン審査に落ちてしまうケースもありますので、そのことも踏まえて申込んだほうが良いでしょう。
良くあるケースでは、本人がいつの間にか借り過ぎになっているケースがあります。
なぜ借り過ぎてしまうのか?というと、以下のような利用を無意識にされているローン利用者も存在するからです。
- 過去に組んだ契約を放置されている
- 後払い機能を利用されている
近年では、生活のために年金生活中でもスマートフォンなどの契約をされている人が多くいます。
ですが、このようなスマートフォンで利用できる「後払い機能」というのは、ローン契約と同じ形で利用しているものと判断されるので、「借金と大差ない」と理解したほうが無難でしょう。
50万円までが借入の限度だったとします。このようなケースでは、過去に50万円のローンを組んで放置されていても、「限度額一杯まで借りている状況」と判断されるのです。
40万円すでにローンを組まれていて、10万円の後払い機能利用が確認できる状況でも、限度額(50万円)一杯まで利用しているので、新規のカードローン審査では通らないことが多いでしょう。
どうしても借りられない場合!可能であれば配偶者を頼る
今では有名ですが、カードローンの契約を「配偶者貸付」という形で対応している銀行も増えています。
配偶者に該当する人(夫、妻)の収入をベースとして、カードローン審査といったローンの審査を行う方法を、配偶者貸付と言います。
配偶者貸付であれば、安定した収入がある方でローン審査が行われますので、通常のカードローンと同じ契約内容で利用できることが多いです。
年金生活中としてカードローン審査を申込んだ場合、「申し訳ございませんが当行では対応していません」・・・と案内された時点で、何度申込みされても審査に通ることはありません。
このようなケースでは、年金生活中のためどこからも借りられない・・・と考えてしまう人もおられるそうですが、実際は販売していないカードローン種類というだけです。
下記のような年金生活者向けに近いカードローンであれば、年金生活中の人でも申込が可能、もしくは審査に通ることが可能となることがあります。
- 高齢者向け(シルバー)カードローン
- 専業主婦(女性向け)カードローン
- 特殊な人向けのフリーローン(※)
※主に配偶者貸付などの対応も可能なローンのことです
年金生活中でも利用可能!三菱東京UFJ銀行のバンクイック
将来的に大きな借入も検討している場合、銀行カードローンでなければ、その借入が達成できないこともありますので注意してください。
今回ご紹介する三菱東京UFJ銀行のバンクイックであれば、そのような目的でも審査申込可能となっているカードローンです。
他にも以下のような目的でも利用可能となっているので、大手銀行では特に人気の高いカードローンとして知られています。
- 高齢者の利用
- 即日融資による当日中の借入
- ネットを通じた借入
業者名 | 三菱東京UFJ銀行 |
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商品名 | 三菱東京UFJ銀行の「バンクイック」 |
融資限度額 | 500万円 |
金利(年率) | 4.6%~14.6% |
お使いみち | 自由(※) ※事業性資金は除く |
審査基準 | 下記の条件をすべて満たす必要あり 1.年齢が満20歳以上65歳未満の方 2.国内に居住する個人のお客様(※1) 3.安定継続した収入を得ている方(※2) 4.保証会社の保証を受けられる方 ※1外国人のお客さまは永住許可を受けている方 ※2配偶者に収入のある方も審査申込可能 |
契約期間 | 原則1年ごとの自動更新 |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | アコム(株) |
誰にも知られないで借りられる!?高齢者にも便利なWEB審査
三菱東京UFJ銀行のバンクイックが人気なのは、銀行として柔軟な対応を心がけているから・・・という理由だけではありません。
今では、高齢者の女性も三菱東京UFJ銀行で借りられている人が増えています。
年金生活中ということでバンクイックを利用されるわけですが、一番の目的は、ネットを通じた審査である「WEB審査」に対応している点でしょう。
パソコン、スマートフォンによる審査対応をWEB審査と言います。
銀行ではあまり対応しておらず、主にサラリーマン金融で対応しているサービスとして知られており、三菱東京UFJ銀行では最短30分以内の回答が可能と、銀行内では高水準の審査対応まで可能となっているのです。
WEB審査の良いところは「ネットから申込める点だけではない」ので、以下についても今では注目されるようになっています。
- 簡易的な借入診断を先に受けられる
- 審査で必要となる書類枚数が少ない
- 過去に入力した内容が記録される
借入診断ですが、銀行やサラリーマン金融で対応しているサービスの1つで、借入診断を行うと「職業別で対応している」かどうかまで分かるようになっています。
時間にして数分で完了し、カードローン審査前に適切なアドバイスまでもらえるようになっているのです。
さらに三菱東京UFJ銀行であれば、「書類はデータでもOK」となっていますので、本人確認書類(運転免許証)も携帯で撮影したデータを添付するだけで、カードローン審査が進むようになっています。
三菱東京UFJ銀行だけの画期的なサービスとして有名になり、このようなサービスにも対応しているため、老若男女問わずで高い人気を誇っているのです。
対象年齢に余裕ある借入を実現!モビットカードローン
サラリーマン金融で、年金生活中の人でも申込めるカードローンはモビットカードローンのような一部のローンだけです。
意外かも知れませんが、サラリーマン金融でも多くの企業が対応しているわけではないので注意してください。
もし、年金生活者としてカードローン審査を希望されている場合は、モビット以外では以下のような業者で申込む必要があります。
- プロミス
- アイフル
- アコム
補足となりますが、上記にリストアップされている大手サラリーマン金融は、「金利に大きな差がない」ので、金利が若干安く借入に余裕があるモビットのほうがオススメとなります。
業者名 | 三井住友銀行グループモビット |
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商品名 | モビットカードローン |
融資限度額 | 800万円 |
金利(年率) | 3.0%~18.0% |
お使いみち | 自由(※) ※事業性資金は除く |
審査基準 | 下記の条件をすべて満たす必要あり 1.年齢が満20歳以上69歳までの方 2.安定継続した収入を得ている方(※) 3.当社基準を満たす方 ※アルバイト、パート、自営業の方も審査申込可能 |
契約期間 | 最長8年10ヶ月 (最大106回) |
担保・保証人 | 不要 |
今まで借りたことがない人ほどモビットは使いやすい!?
モビットは未経験者の利用に対してもアドバイスを行っていますので、今までカードローンをまったく利用されたことがない人ほど、モビットと相性が良いでしょう。
このようなサービスは大手サラリーマン金融の特徴とされています。
プロミスやアイフルでも同様のサービスが行われているのですが、若干金利が低いという魅力もありますので、最初に利用するサラリーマン金融はモビットのほうが良いでしょう。
具体的にどのようなアドバイスをもらえるのか?についてですが、以下のようなアドバイスで助けてもらえることが多いです。
- 借入の可否
- 借入がすでにある人の借入の可否
- 向いているプラン
- 契約のメリット、デメリット
- 契約後の解約など手続き全般
モビットは融資限度額800万円と、他の大手サラリーマン金融に比べて「300万円」の余裕がありますので、借入の可否についても余裕をもったアドバイスをもらえます。
融資限度額が高いほど、「長期借入、大型借入」において金利が優遇されるようになっていますので、年金生活者として長く借りる場合には最適でしょう。
また、高齢者として耳が遠い、もしくは独り身で生活されている人もいますので、そのことを先に連絡されていると、そのことに気を利かせて良く連絡を入れてくれるようにもなっています。
サービスだけでなく、実際の借入額、金利についてもサービスが良いので、1件の借入だけで他にカードローン契約を結ぶ気がない・・・という人であれば、モビットとの相性は最高の相性となるでしょう。