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どこの会社なら審査で通る?甘いカードローン選びのポイント

お金を借りるなら審査が甘いところがいい…誰もが思うところですよね。

しかし、この会社は審査が甘い!厳しい!なんて見た目からは全然わからないからどうしようもない、そう思っていませんか?

確かに誰にでも審査が甘いカードローンというのはなかなかありませんが、その会社の利用条件などから、「審査が甘い傾向にある」会社というのは見分けることが出来るんです。

どうせ借りるならスムーズに借りたい!そう思っている方は必見の、「審査が甘いカードローン会社の見分け方」を伝授します!

申し込み条件の中でも、まずは「年齢」に注目してみて

審査が甘いカードローンを見分けるために大切なポイントのひとつは、「申し込み条件(利用条件)」です。

当然ですが、この申込条件がシンプルなものであればあるほど、審査が甘いカードローンと言うことが出来ます。

具体的にどの部分を見ればいいのか、実際の利用条件を参照しながら見ていきたいと思います。

申し込める年齢が高いほど審査が甘い傾向が!

申し込み条件でまず見ておきたいところは「年齢」です。

ほとんどのカードローンでは、利用できる下限の年齢は「満20歳」ですのでここは特に意識する必要はありません。問題は上限の年齢です。

上限の年齢が低ければ低いほど対象層が狭く、逆だと対象層が広い、つまり審査に甘い傾向があることがわかるんです。

なぜ上限の年齢が高い方が審査に甘い傾向があるのかというと、年齢が高くなればなるほど

  • 収入が(退職などにより)減少する
  • 病気や怪我などで返済が出来なくなる可能性がある

といったリスクがあるからです。対象層が狭ければ狭いほど、このリスクを避けたい傾向にあると考えることができるわけですね。

例えば、消費者金融カードローンであるプロミスの「フリーキャッシング」における申し込み可能な年齢は

満20歳以上69歳以下

となっています。かなり上の年齢まで申し込むことが出来る印象ですね。

対して、銀行のカードローンの「楽天銀行スーパーローン」の申し込み可能な年齢は

満20歳以上62歳以下
※パート・アルバイト・専業主婦は60歳以下

と、7歳もの差があることがわかります。

30代や40代であれば特に気にするところではないのでスルーしがちですが、年齢の上限が低いほど審査が厳し目な可能性があるという指標のひとつになるのではないでしょうか。

結構会社によって違う!気になる年齢上限はどれくらい?

上記の例でいうと、「消費者金融の方が年齢の条件がゆるく、銀行の方が条件が厳しい」という印象を持った方が多いと思います。

確かに全体的な傾向としてはそうなのですが、銀行のカードローンでも申し込みが可能な年齢が高いところもあります。

CMなどで有名な大手のカードローンの年齢条件を表にしてまとめてみました。

消費者金融 上限年齢 銀行 上限年齢
アイフル 記載なし
(融資は70歳で停止)
みずほ銀行 満66歳未満
プロミス 69歳以下 三井住友銀行 満69歳以下
アコム 72歳 三菱東京UFJ銀行 65歳未満
モビット 69歳以下 レイク 70歳以下
ノーローン 69歳以下 楽天銀行 62歳以下
(パート・アルバイト・
専業主婦は60歳以下)

こう見ますと、一部の銀行カードローンは確かに上限となる年齢は低いものの、消費者金融と大きく差がないことがわかりますね。

ただ消費者金融は横並びといっていいくらい同じ年齢が上限となっています。

この結果を見るに、銀行の方が年齢という面では厳し目な傾向はあるものの、大手銀行であれば大きく変化はなさそうです。

地方銀行や信用金庫、他の銀行などの申し込み条件をチェックするに、大体銀行系は65歳程度が平均的なようですね。

年齢だけじゃない!申し込み条件はここもチェック!

年齢部分だけでなく、申し込み条件はそのカードローンが「どのような人を対象としているのか」ということがわかりやすい、つまり審査が甘めかそれとも逆に厳し目なのかを判断する材料として非常に重要な部分です。

申し込み条件としてよく挙げられているもので、審査の厳しさにかかわりがある部分をチェックしていきましょう。

年収に制限があるカードローンは審査が厳しい傾向

カードローンの中には、年収に制限がある商品があります。

例えば「りそな銀行」の「りそなプレミアムカードローン」は年収400万円以上の方を対象としています。クレジットカード会社の「セゾンカード」のカードローンである「MONEY CARD GOLD」は、なんと年収600万円以上の方を対象としています。

もちろんこれらの商品は利用条件に年収が含まれていない別の商品と比べると金利などが非常に低く設定されています。

りそな銀行の場合は以下のように、利用限度額や金利に差がありますよね。

項目 りそなプレミアムカードローン りそなクイックカードローン
金利 3.5%~12.475% 12.475%
利用限度額 50万円~800万円 30万円~100万円
年収の条件 400万円以上 特に無し

クレディセゾンの場合はさらに差が大きく、利用限度額から違っています。

項目 マネーカード マネーカード ゴールド
金利 15.0% 8.47%(200万)
6.47%(300万)
利用限度額 100万円 200万円
300万円
年収の条件 600万円以上 特に無し

当たり前ですが、このような一定以上の年収が必要なカードローンは審査も厳しい傾向にあります。審査というか、条件自体が厳しいので審査の甘いものを狙うなら避けたほうが無難ですね。

職業やこれまでの利用の有無などの条件もチェックして

年収の制限といった利用条件はとってもわかりやすいですよね。

他にチェックするべきは、「パートやアルバイトの人が利用できるか」という部分です。

パートやアルバイトの方は正社員の方に比べると

  • 収入が安定しにくい
  • 収入が少なめ

という立場です。が、それでもカードローンを申し込めるということは、裾野を広げている=審査が甘い傾向にある、と言えます。銀行系カードローンは専業主婦の方でもOKなカードローンの方が審査が甘いと言えますね。

それだけではなく、中にはちょっと変わった条件が含まれているカードローンもあります。

  • カードローンの利用自体が初めての方対象
  • その会社のカードローン利用が初めての方対象

といった、初めて利用する方に向けた商品などです。ただ、これは初めての方にカードローンを利用し、顧客になってほしいという目的も含まれていますから審査が厳しいとは一概には言えません。

他の利用条件にもよりますが、新規顧客の獲得という点から考えると意外と審査は甘いかもしれませんね。

利用条件とは別ですが、初めてその会社を利用してお金を借りた時に一定期間無利息期間サービスがついてくる会社も複数あります。

それだけ新規顧客の獲得にはどの会社も熱心である、と言えるのではないでしょうか。

また、地方銀行や信用金庫といった地方の金融機関では利用条件に「地域」が含まれます。

カードローンの利用条件として改めて記載されていないことも多いのですが、その金融機関の営業エリア内に住んでいるか勤務している方が顧客の対象となるので、前提として利用条件に含まれていると考えてもらえればいいでしょう。

基本的に金利が高いところは審査が甘いと思ってもOK

さて、次に審査に甘いカードローンを探すときに重要な指針になると言えるのは「金利」です。

金利というのはカードローン選びでも非常に重要なポイントで、みなさん出来るだけ低い金利で借りたい!と思っているはずです。

これは当たり前ですよね。支払う利息は金利によって変動しますし、利息は正直いって沢山払いたいものではないですから(笑)。

しかし金利は、残念ながら「高ければ高いほど審査が甘い傾向にある」と言えるんです。

なぜ?金利が高いと審査が甘いと言える理由

もちろんそれには理由があります。

そもそも、どうしてカードローンは住宅ローンに比べて金利が高いのかご存知でしょうか?

「借り入れ金額が全く違うから」…確かにそれも答えのひとつです。それに加えて、カードローンの金利は「保証」が含まれているからなんです。

カードローンは保証人や担保が必要ない、「信用貸し」です。住宅ローンはその土地や建物を担保にするため大きな金額を低金利で借りることが出来ますが、カードローンにはそれがありません。

つまり「踏み倒し」の可能性は住宅ローンに比べるととても大きいと言えるでしょう。

そのため、仮に踏み倒しをされてしまっても会社がつぶれることがないように、高めの金利を設定しているんですね。

金利が低いのは魅力的ですが、その分条件や審査などその他の部分が厳しい場合が多いです。先ほど申し込み条件で年収の制限がある商品は避けた方がいいと言いましたが、ここに繋がってくるんです。

しかし逆に言えば、高い金利であればあるほど「踏み倒される可能性」を考えていると言えます。お金を貸す相手の幅を広く取っていると考えることが出来るので、銀行系カードローンに比べると消費者金融の方が審査が甘いと言われるわけですね。

銀行系がちょっと金利が低めなのにも理由が

銀行系のカードローンの場合は消費者金融とちょっと違い、「保証会社」と契約していることがほとんどです。保証会社とは、仮に誰かがお金を踏み倒した時にも保証会社が未返済分を弁済してくれる会社です。

この保証料も含まれているのが銀行系カードローンの金利というわけです。

また、銀行系カードローンはその銀行の預金口座を持っていないと利用できない・申込時に同時開設する必要がある商品も多いです。

銀行の顧客を増やすと同時に、口座を持つことで踏み倒しもしにくい…なんて目的もあるのかもしれませんね。

例外的に金利が低くても審査に通りやすいカードローンも

少々例外的ではありますが、設定されている金利が低くても審査に通りやすいカードローンというのは存在します。

それは、「住宅ローン利用者専用カードローン」です。

既に住宅ローンを利用している場合、その銀行のカードローンを特別低い金利で利用できるケースが非常に多いです。消費者金融は住宅ローンを提供していないので、銀行系(地方銀行・信用金庫なども含む)カードローン限定になります。

例えば地方銀行ではありますが、「横浜銀行」には「バンクカードローン(住宅ローン利用者専用)」があります。住宅ローンを利用している場合としていない場合で、以下のように金利に大きな違いがあります。

項目 50万 100万 300万 500万
一般用 13.6% 13.6 8.5%
住宅ローン利用者専用 11.5% 9.5% 6.5% 4.5%

大手銀行カードローンでは金利優遇をしているところもあります。みずほ銀行は表記の金利から0.5%、三井住友銀行では引き下げ金利は明記していないものの、引き下げる可能性があるとしています。

住宅ローンの審査はカードローンの審査に比べると非常に厳しいものです。そこを通過しているのであればカードローンの審査なんてどれも甘いといっていいでしょう。

住宅ローンを利用している方は積極的に金利優遇や審査に通りやすくなる、同じ金融機関のカードローンを選ぶべきですね。

規模は小さいほど審査が甘い傾向アリ!

最後に注目しておきたい審査が甘いカードローンを見つけるためのポイントは「規模」です。

借り入れを希望する会社の規模が小さければ小さいほど審査が甘い傾向にあり、逆に大手になればなるほど審査は厳し目になる傾向にあるんです。

大手でダメだった人が中手、そして小手…と続く

ひとつ質問をしたいと思います。

もしあなたがどこの消費者金融系カードローンでも必ず審査に通ると確約されている場合、街の消費者金融か、中手の消費者金融、そして大手の消費者金融カードローンの中でどれを選びますか?

…ほぼ100%の方が、一番最後の「大手の消費者金融」になるのではないでしょうか。

そんなのは当たり前だろ!という声も聞こえてきそうですね。しかし、何が当たり前なのでしょうか?

やはり大手はサービスもいいし、即日融資も望めるし、ネット上で契約まで完了できるし…といった具体的な理由もあると思いますが、やはり大手だと安心するからお金を借りるなら大手が当たり前、と無意識に思う部分があるのではないでしょうか。

しかし、残念ながらすべての方が大手消費者金融で借り入れが出来るわけではありません。

そういう方が大手ではダメだから中手に、そこもダメなら街の消費者金融に…というように、段階的に顧客が流れていきます。

ここで中手や街金のような小手が大手の消費者金融に比べて厳しい基準で審査をしても顧客なんてくるわけがありません。そもそも、厳しい審査をパスできるのであれば既にほかの会社で借りていることになりますよね。

中手は大手で借りられなかった人の受け皿に、小手は中手の受け皿になっているんです。なので、規模が小さいほど審査が甘くなる傾向があるんですね。

金利面や口コミなどでも審査の甘さがわかる!

中手消費者金融として有名な会社が「フクホー」や「キャネット」です。

フクホーの金利情報を見てみますと、

5万円~10万円未満 10万円~100万円未満 100万円~200万円
7.3%~20.0% 7.3%~18.0% 7.3%~15.0%

少額借り入れは金利が大手消費者金融より高い、利息制限法の上限である「20%」の設定になっています。法律の上限ギリギリなので、言ってしまえば高い金利なのですがその分審査は大手に比べて甘いと言えるでしょう。

また、街金といわれる小さな消費者金融は、属性がブラックの方…つまり、大手ではお金を借りることが出来ないような立場の方でも利用できることもあります。

延滞によるブラック属性では借りられない可能性も高いですが、自己破産や任意整理をしたことでブラック属性になった方の場合、信用情報から事故情報が消える前でも借りられたというケースが多いです。

こういった、大手では基本相手にされないケースの人でも顧客として取り入れることもあるくらいですから、審査としては甘いと言ってもおかしくなさそうですね。

ただし無条件で借りられるところは要注意!

審査がいくら甘いといっても、審査がなく簡単にお金を借りることが出来るというのはありえません。

先ほども説明した通り、カードローンやキャッシングというのは無担保融資、信用貸しですからお金を貸すに値する人物かどうかきちんとチェックをするのが当たり前です。

なのにチェックもせず簡単にポンとお金を貸してくれるのは「闇金融」しかありません。

もちろん闇金融は正規の業者じゃありませんから、最高でも20%の金利で貸してくれる…なんてことはありません。

法外な金利で返済を求めてくる可能性が非常に高いですから、絶対に手を出してはいけません。

金融庁のホームページや、貸金業協会のホームページにて悪徳業者の検索、また正規の金融業者(消費者金融)の検索をすることが出来ます。

  • 気になる会社があるけれど、正規の業者かわからない
  • お金を借りないかと言われたけれど、闇金融じゃないか心配

といった場合は、上記2サイトを活用してきちんとした会社かどうかチェックしましょう。

審査が甘いカードローンを探すなら!チェックポイントまとめ

審査が甘いカードローンの見つけ方として、いくつかのポイントをご紹介してきました。

当たり前のことですが、審査が甘いと言われるのにはそれを裏付ける理由があるものです。

これまでのポイントをまとめますと、

  • 金利が高めの設定になっている
  • 申し込み可能な年齢の上限が高い
  • パート・アルバイトでも申し込める
  • 利用条件に特殊な項目がない
  • 規模が小さい

の4つのポイントを満たしていれば満たしているほど、審査が甘い傾向にあると言えるでしょう。

ただこれをすべて満たしているところを探すのは大変かもしれません。

特に規模が小さい消費者金融は「本当にここで借りて大丈夫だろうか」という不安があると思いますし、大手の会社のようにネットからの申し込みが出来ず、電話をかけるか直接店舗に行かなければいけない、借り入れの時も振込か店舗で直接お金を受け取る…など、利便性はどうしても低くなります。

なので、あくまでこういったところが審査が甘い傾向にあるという知識として持った上で、妥協できる部分と妥協できない部分をすりあわせていくのがいいでしょう。

例えば「小規模のところは怖いから大手に。パートやアルバイトでも利用できて、申し込み年齢が70歳までOKな会社」を選択すれば、十分甘めのところと言えるのではないでしょうか。

とはいえ審査が甘いことがすべてではありません。いくら審査が甘くても自分にとって使いにくいカードローンはよくないものです。

自分が納得できて、かつその上で審査が甘い会社を振り分けるための知識として使ってみてくださいね。

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